フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

黙々と畑仕事。

天気も良かったのでジャガイモの植え付けを終わらせました。

 

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こちらは軽井沢の出張料理用では無く、ウチで食べる用です。

 

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たくさんに見えますが撒いたのは5kgほど。

家族で食べるには十分な量が収穫出来ます。

 

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出来ていなかった独活の土寄せも。

 

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ついでに仕事に使おうと思って調べた野蒜ですが、ちょっと小さ過ぎますね。

 


仕事で使う玉葱、人参、長葱、ジャガイモなどの一般的な食材は知り合いのプロ農家さんから購入するようにしてます。

よくある「料理も畑もパンも生ハムも全部作る。」みたいな方はやり過ぎな気もします。

大きな会社の部門別なら分かりますが、フランス語でキュイジニエ(料理人)、パティシエ(菓子職人)などの細かな職業名がある職種はそれだけでも極めるのは大変なんだと思います。

農業も同じで、料理人の片手間で育てた食材と土壌成分からしっかり調べて毎日手塩にかけて育てた食材は違うかなと。

お金を支払ってくださるお客様には良い物をお出ししたいですし、そこはやはりプロの食材を使うべきかと。

あまり独りよがりにならないで、色々な職種の方々としっかり協力する事も重要だと思いますし、こうすると地域にお金が落ちる仕組みにも繋がります。

結局、自分の畑で色々やるのも、食材がどのように出来るか自分で作ってみたいから。
他には知り合いが作らない自分が料理で使いたい特別な食材、ハーブ類、食用花は自作で育てます。

今シーズンは新しいビニールハウスも建てて、例年以上に色々な種類を試してみる予定。

そもそもヨーロッパのハーブや花も周りに咲いているから使う訳で、わざわざ遠くから輸送してまで購入するのは地方レストランとしては馬鹿げています。

 

来週には米農家さんの田伏せ作業にワイナリーでも苗木の植え込みが始まる模様。
世の中は自粛モードですが農業は待った無し。
普段の都市部からのボランティアも望めない状況ですから、地域の助け合いも大切かと。
遠出しない範囲で自分に出来る事があればお手伝い出来ればと思います。

 

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