Chez Michelで食事。
サービスされ過ぎでビックリの檜垣さん(笑
毎年恒例の元Passage53の同僚、「Restaurant L'inconnu」檜垣シェフとの食べ歩きですが、今年はパリの名ビストロ「Chez Michel(シェ・ミッシェル)」に行ってきました。
先ずはオジサン2人でシャンパンで乾杯。。
3皿(前菜、メイン、デザート)を頼んだつもりでしたが、お店からのサービスでいきなりピッチャー入りのスープを頂きました。
次に頼んだ前菜のお皿かと思いきや、こちらもお店からサービスの雉とフォアグラのテリーヌ。
やっと前菜にたどり着いてミガス。
元は残ったパンなんかを炒めて卵やソーセージで合わせる料理だと思いますが、こちらはバスク風にチョリソー。
次にメインだと思いきや、付け合わせにサービスと猪のニョッキ。
檜垣さんはリエーブル・ア・ラ・ロワイヤル。
野ウサギの古典料理です。
自分は鹿のシヴェ。
隣のつけ合わせが盛られた器に、ココットに入ったソースたっぷりの肉を注ぎます。
メインを楽しみにしていましたが、流石に40歳のオジさん2人にこの量はキツいですね(笑
ワインはビネールのピノ'09。
久しぶりにビネールを飲みましたが、ピノ・ノワールも美味しいですね。
デザートは懲りないでリ・オ・レ。
米のミルク煮ですが、パリ時代にラミ・ジャンで沢山作った思い出のデザートです。
食事後はまたシェフ同士の語らいですが、毎回書きますがパリの活躍しているシェフ達の話は刺激になりますね。
自分も頑張らないと(笑
信じられないくらいにお腹一杯になりましたし、本当にパリのビストロらしい料理を美味しく頂けました。
パリの友人との食事は本当に楽しいです。
マサさん、ご馳走様でした‼︎笑
久しぶりにクリニャンクール散策。
柏屋旅館で使う備品を探しに久しぶりにパリ北のクリニャンクールの蚤の市に行ってきました。
パリ最大の蚤の市で、骨董や家具、食器類、古着や絵画など、幾つかの区域に分かれています。
メトロ4番線の1番北なので駅を出た辺りは少しアフリカ、アラブの異様な空気感ですが、市に入ってしまえばそれ程治安の悪さも感じません。
パリ時代に行っていてよく古い料理書を買っていた古本屋も健在でした。
クリニャンクールに来てお腹が空いたらいつも行っていたオムレツの美味しいお店は広過ぎて見つけられませんでした、、。(もしかして無くなっていた⁇)
今回のクリニャンクール散策は、来年春から本格的に始めようかと考えている柏屋旅館水曜フレンチのカトラリーを探す為でした。
旅館内のフレンチ営業なので、あまりフランスらしく無くみすぼらしくも無く。
本格的な銀器のお店なんかもあるんですが、ちょっとイメージと違いますね。
道端のお店にも家庭で使わなくなったような物が沢山売っていたのですが、これはこれで家庭的過ぎるかな、、。
今回のフランス滞在中にカトラリー類は色々なシェフに相談していたので、こちらでは購入しませんでした。
面白そうな小物類のイメージは掴めたので、そのイメージで地元の家具職人さんに作って貰おうか(笑
後は久しぶりのクリニャンクールだったので、散歩してきました。
野外に飾るような置物のコーナー。
こんな現代アート的なお洒落なお店もあります。
こちらは灯りのお店。
高級家具地区を散策。
ヴィトンなんかのお店も。
自分は全くブランド物は詳しくないのですが、ちょっと年季の入った感じが良かったです。
海や山の生物のはく製専門店など。
オモチャの球を追いかける犬が居たり、、。
ちょっとした宇宙船のような建物の中には、子供が遊べる遊具が色々。
駅から蚤の市に入って直ぐの区間ですが、ちょっとした版画屋やポスターのお店があって、パリ時代はこの辺りをよく散策していました。
少しアメリカチックな置物のお店。
フランスの古民具のコーナー。
古民具を飾れば雰囲気も出ますし、これはいいですね。
見れば自分の家の土蔵にも似たような民具はありそうですから、上手く飾りに使える物がないか探してみたいと思います。
スケジュール的にはかなり厳しかったクリニャンクール散策でしたが、久しぶりに見て感じる物も沢山あって良かったです!
Restaurant PAGESで食事。
パリ後半の初日は「Restaurant PAGES(パージュ)」に行ってきました。
色んな方々から薦めて頂いたので、楽しみに行ってきました。
前菜は日本人らしい鯛カマのお料理。
食べ方の書かれたプレートが添えられます。
カマはほぐして、隣の頭も肉の付いている所を穿って頂きました。
こちらがこの日で1番でしょうか。
長野では流石にオマールは使いませんが、やはりブルトンは肉厚、プリプリで凄く美味しかったです。
鳩は絶妙な火入れで、皮目もしっかり香ばしく焼いてありました。
火が少しでも入り過ぎるとレバーみたいな味わいになるので、火入れは気を使うんですよね、、。
メインは代名詞の牛肉食べ比べで、こちらも美味しく頂きました。
贅沢言えば、もう少し欲しい(笑
赤はソムリエに薦められたクロード・デュガのジュヴレ'13
コラヴァンのサービスやフランス人には食べ難そうな魚のカマなど、所々に新しいパリレストランのチャレンジも見えました。
カマを箸やフォークで悪戦苦闘しながら食べる、他テーブルの外国人の様子が微笑ましかったです(笑
実際にレストランの場所を知らなかったんですけど、凱旋門のすぐ近くなんですね。
昔はこちらの外周を通勤時にいつもグルグルしていました。
パリの中でもこんな一等地で活躍する日本人シェフ、やっぱり凄いですね。
ボーヌで初心忘るべからず。
昼に畑眺めながらペヤングにラングロールとか意外と贅沢だな(笑
一応、食事に困った時の為に、インスタントヌードルは幾つか持ち込んでいます。。
ラングロールはパリでも購入の難しいワインですが、意外とボーヌの馴染みのお店で購入出来ます。
部屋から職場に向かう道の脇を流れる川。
ワイン学校近くで、登校時間には賑わいます。
いつも川には鴨がいました。
ボーヌの象徴、オスピス・ド・ボーヌ。
こちらの横のカフェでいつもクロワッサンとカフェで朝食を済ませていました。
毎朝、早くに起きてはドメーヌ訪問に向かう日々でしたが、朝焼けに輝くボーヌの街並みが凄く綺麗でした。
今年のブルゴーニュ滞在も本当に素敵な体験で一杯でした。
お世話になった方々、ありがとうございました。
今回のボーヌ滞在は、昔ブルゴーニュで働いていた時に泊まっていた部屋を借りましたが、不便で何も無いんですけど、それがこの上なく楽しかったり。
5分経たないと暖かくならないシャワーも懐かしいです(笑
今みたいに簡単にネットが繋がったり出来なかったので、目の前の事に対して精一杯楽しんでいた時代でしたね。
その点で言えば、海外に居ても平気で日本の番組やドラマ、漫画が見れる時代ですから、誘惑に勝って無心で目の前の事柄に集中して勉強するには大変な時代かもしれませんね。
初心忘るべからず。
今年もPetit Royを訪問。
ブルゴーニュ滞在最終日は日本人醸造家、斉藤政一さんのChorey-lès-Beaune「Domaine Petit-Roy」に行ってきました。
昨年と同じくアペロ時間に訪問指定だったので、ボーヌから自転車で約15分で行ってきました。
普段の試飲なら飲み込みませんが、もうアペロ時間だったので政一さんと話しながら飲みながらの試飲でした。
こちらは昨年試飲した瓶詰めされた17年のワイン。
造り方を聞いても工程の一つ一つが丁寧ですね。
料理で言うと当時働いていたPassage53の料理も何も特別なテクニックを使っていて2ツ星になった訳では無く、素材の扱い方や切る、焼く、煮るなどの工程が信じられないくらい丁寧なんです。
ワイン造りも基本的にはシンプルな工程で作られる物ですから、こうした考えが最終的には全く違うクオリティーのワインを生むんでしょうね。。
今年も素晴らしい出来でした。
16時から試飲なのに美味しく飲んで話して、結局夕ご飯まで頂いてしまいました。
政一さん、今年もありがとうございました!
また来年も楽しみにしてます(笑
Restaurant L'Asperuleで食事。
ボーヌ「Le Benaton(ベナトン)」シェフの圭史さんとディジョン「L'Asperule(アスペリュール)」に行ってきました。
オーセールからディジョンに移られたという事で、やはりシャブリが安い。
同業者的には「結局そこかよ!」と言われそうですが、そろそろ飲めそうなラヴノーのChablis Grande cru Blanchot '09をお願いしました。
赤はそろそろこなれてきそうなニコラ・ロシニョールのVolnay 1er cru Ronceret '08。
どちらも抜群に美味しかったですし、ワインリストから選んだ者としては、これだけ料理とピッタリハマれば大満足(笑
他にも造り手や値段を見ていれば、頼みたいワインが山ほどある素敵なワインリストでした。
色々並べられても頼めない価格のワインリストのレストランが多いですが、こちらはワインも料理も楽しめるレストランだと思います。
ワインばかり褒めていますが、昼メニューなのに料理のクオリティーも凄いです。
先ずはグージェールから。
フォアグラの一皿。
パクチーの香りの付いたスープを注ぎます。
少し和風な魚料理の一皿。
こちらは熟成させた拘りの鴨。
パティシエールがいるそうで、ランチのデザートからこのクオリティー。
こちらはチョコレートの一皿。
こちらはグレープフルーツの一皿。
料理にワインに昼からこれだけ楽しめたら文句無いですよね、、。
食事後は木村シェフと圭史さんと話し込んでしまいました。
食材、ワイン、経営、、海外で活躍する日本人シェフはやはり熱いです‼︎
本当に良い時間を過ごさせて頂きました。。
ラヴォー・サンジャックを散歩。
ジュヴレ・シャンベルタン村の「Domaine Fourrier」訪問後に時間があったので、ラヴォーサンジャックから散歩してきました。
黄金の丘の由来になる紅葉の季節は過ぎましたが、まだ葉も残っていて綺麗です。
この壁の右側がラヴォー・サンジャックの畑です。
向こうに見えるオー・コートからの谷から吹く風がクロ・サンジャックをはじめとする畑の葡萄を健全に育てるんでしょうね。
今年は豊作だったらしく、収量の決まりもあるとかでかなりの実がまだ残っています。
食べてみるとまだ酸味も残っていて美味しいです。
料理人的にはこの葡萄で何か作りたい。。
何処もこれだけ残っているのでふと「ロマネコンティの畑は?」と思って行ってきましたが、こちらも意外と残っていましたね。
さすがにロマネコンティの畑に入ると警備員でも出てきそう(あくまでイメージ)なので、小心者の自分はロマネ・サン・ヴィヴァンで我慢しました(笑