フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

無事に白馬生活終了。

白馬生活も無事に終了!

 

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1年目は別のシェフのヘルプ、2年目はシェフとしてメニューまで全て任せて頂き、3年目の今シーズンは前年の問題を解決しながらメニューにも少し手を加えました。

フランスから本帰国直後はパリで学んだビストロ料理もアルコールを飲んで貰ってナンボなので地方では難しいな、、と思っていました。

都市部のように人口もありませんし、車社会なので飲酒運転の問題もあります。

ところがこちらを任せて頂き、白馬で海外からのお客さんにたくさん飲んで食べて貰えたらこちらも張り合いがあります。(マリレンはランチ以外は外国人客がほぼ100%です。)

やはり外国のお客さんは飲む量が違います。
県産ワインも置き始めて、今シーズンはたくさん飲んで頂きました。

 

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他のホテルやレストランが閉まる中、3月下旬まで満室続き。宿泊のお客さんに聞くと、「ネットの評判がすこぶる良く、室料の下がる3月に来た」との事でした。
確実にホテル全体が良い方向に進んでいる気がします。

 

他の飲食と違ってリゾートのこちらはあまりメニューを変える必要がありません。

毎年、同じ食事が出来る事が大切なんです。

これまではシェフが変わる度にメニューや値段が変わっていて、シーズンに来られるお客さんの信頼を得られていなかった気がします。

早くグランドメニューを固定して支持して頂き、毎年数品を変える程度に考えていましたが、やっとグランドメニューが固定出来そうです。

しっかりしたメニューやレシピが決まれば毎年変わる季節労働の従業員にも仕事を落とし易くなります。

3年でやっとここまできました、、。

 

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これまでは自分で言うのもどうかと思いますが全く機能していませんでしたし、友人、知人をお客として呼べるレベルにありませんでした。

そんな理由もあって自分もあまりSNSでの集客には積極的では無かったのですが、ようやく今シーズンからこれならと思えるレベルになってきました。

来シーズンは宣伝も大きな課題ですね。

 

シーズンは終わりましたが、また来シーズンに向けて少しずつ構想を練っていこうと思います。

 

次は明日から夏に向けて遅れ気味の畑仕事をやらないと(笑