フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

Domaine Pattes Loupを訪問。

シャブリでは4件のドメーヌ訪問をしました。

 

3件目は「Domaine Pattes Loup(Thomas Pico)」

 

シャブリというアペラシオンはその名声の高さと世界的な需要の為に、ほとんどの生産者が品質向上を放棄して大量生産を行う怠惰な生産地域だそうです。(コート・ドールの生産者がおっしゃっていました、、。)

そんな中で秀逸な自然派ワインを造り始めたのが、まだ若いトマ・ピコ氏。

ブルゴーニュの自然派ワイン生産者ドミニク・ドゥランの元で研修を続けたピコ氏がシャブリに戻り、祖父の畑を譲り受けてワイン造りをしておられます。

 

今回案内してくださったのはそのトマ・ピコ氏。

 

 

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試飲室に通されて2010、2011年の村名からパット・ルーを代表する畑1er Cru「Beauregard」(ボール・ガール)を試飲。

 

 

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ここに来る前に訪問したアリス・エ・オリビエ・ド・ムールやヴァンサン・ドーヴィサのどちらとも異なるスタイルですね。シャブリの典型的な酸は残す中、柑橘類や蜂蜜のような芳醇な香りが印象的でした!!

 

 

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Facebookで滅多にコメントを寄こさない3ツ星レストランで働くフランス人ソムリエの友人(ブルゴーニュオタク)がすぐにコメント書いてきたことからも、大注目の生産者なんでしょうね。

 

 

 ここまで3件ですが、同じシャブリでも全く異なる味わいで大変勉強になりました。

シャブリのドメーヌ訪問4件目、最後を飾るのは伝統的なシャブリを造るあのドメーヌを訪問してきました!!