フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

Domaine des Lambraysを訪問。

ブルゴーニュのドメーヌ訪問初日は3軒のドメーヌ訪問をしました。

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1軒目は「Domaine des Lambrays」

1935年のAOC制定がされて以来、ブルゴーニュで特級に昇格された畑は稀少です。クロ・デ・ランブレイはまさにそのひとつです。
クロ・デ・ランブレイは標高250m、 コート・ド・ニュイの特級は、ほとんどがこの標高に位置しています。
クロ・デ・ランブレイの畑の歴史は古く、1365年シトー派修道院所有畑の中に Clos des Lambraysの名前を確認することが出来ます。1630年から当時のオーナーのルイ・ジョリー氏により、蔵および建築設備に投資し、所有者が余りに多数に渡るランブレイの畑を買収し始め、1866年新しいオーナーのアルベルト・セバスチャン・ロディエ氏の時期に買収は、ほぼ完了しました。

彼の孫に当たるカミーユとアルベルトは ≪ コンフレール・デ・シュヴァ リエ・ド・タストヴァン:Conferie des Chevaliers du Tastevin ≫の創設者であり、彼らがクロ・デ・ランブレイの名声をより確かなものとしました。第2次世界大戦 頃のことです。

1980年ブドウ栽培のプロであり、なによりレベルの高いオノログ(=醸造家)である ティエリー・ブルーアン氏がクロ・デ・ランブレイの総責任者として就任しました。ブルーアン氏はブルゴーニュ大学で醸造学と自然科学修士号取得し、アルジェリアの農業科学技術学校にて醸造の講師を務めた後、ブルゴーニュと ジュラのINAOの技術部門コンセイユとして勤務し1980年にクロ・デ・ランブレイの 醸造長として抜擢されました。1981年4月27日にクロ・デ・ランブレイは特級に昇格されました。1996年からドイツ のフレウント・ファミリーが当蔵のオーナーになりました。

(ネット資料参照)


実は昨年のブルゴーニュ一帯の試飲会「Grands jours」の際に凄く好印象だったのがランブレイでした。


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先ずはこの扉の奥にある中庭を見学。

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塀の中にこんな素敵な中庭があるというのが、歴史を感じますね。

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先ずはステンレスタンクからMorey-St-Denis'13から。

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続いてClos des Lambrays'13。

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とにかくエレガントなワインです。

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地下に移動して今度は樽試飲。
Clos des Lambrays'12、'11を試飲。

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奥にはドメーヌのシンボルがありました。

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その奥には古いワインが、、。
持って帰りたい、、。

実はランブレイは僅かにPuligny-Montrachet の1級「Les Folatieres」と「Le Caillert」を造っていて、以前飲んだそのワインが素晴らしかったんです。
その話をしたせいかどうかは分かりませんが、最後にFolatieres'13を試飲させてくれました。これには感激。

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帰り際にロゼをお土産に頂いてしまいました。

今年も1軒目から感動のドメーヌ訪問になりました‼︎