フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

Paul Bocuseで食事。

リヨン初日の夜は「Paul Bocuse」に行ってきました。

 

フランス料理を志す人なら1度は行ってみたいレストラン。

食品見本市「Sirha」を観にリヨンまで来ていたので、今回初めて伺いました。

 

暗闇に浮かぶ、過去何度も本や写真で見た緑と赤を基調にした建物。

駐車場ではムッシュがお出迎えしてくれています。

 

 

入口も何だかテーマパークに入っていくようで、童心に還ってワクワクしますよね、、。

 

 

席に通されて頼んだメニューは「Menu Grande Tradition Classique」。

長年作られ続けるポール・ボキューズの代表料理が一度に食べられるメニューです。

 

 

まずはアミューズ

 

 

飾らないですが味がしっかりしていて美味しいです。(グジェールがやたらとデカイ、、。)

 

「Escalope de Foie gras de canard poelee au verjus」(鴨のフォアグラのポワレ)

 

 

いきなりフォアグラ。満腹コースの序章にふさわしい危険なお皿。

ソースが美味しいからパンにつけて食べたいけれど、ここは我慢、、。

(料理の事を書くと野暮ったいので、抜粋できるものだけ書いていきます。)

 

「Soupe aux Truffe noire V.G.E」(Plat Cree en 1975 pour l'Elysee)

 

 

1975年にフランスの料理人として初めてレジオンドヌール勲章(シュバリエ級)を受勲したポール・ボキューズが、その際のエリゼ宮での晩餐会で時の大統領ヴァレリー・ジスカール・デスタンに捧げた伝説のスープです。

スープ鉢の上面に懐石料理の「椀」のふたに見立てたパイをかぶせて焼き上げたもので、パイにナイフを入れた瞬間立ち上るトリュフの香りと、パイ自身の持つ芳香が絡みあうことで独特の効果を上げた懐石料理をフランスで再現したものといえます。

「スープ・エリゼ」または「スープ・ヴェ・ジェ・ウ」(V.G.E.はジスカールデスタン大統領の頭文字)とも呼ばれています。(wikipediaより抜粋)

綺麗に上がったパイの焼き上がりの色、美し過ぎます、、。

 

「Filet de Sole Fernand Point」(舌平目のフェルナンポワン風)

 

 

ムッシュ・ボキューズの師匠フェルナン・ポワンを讃えた一皿。

観た目よりも意外とさっぱりしたソースとグラチネされた焼き目が食欲をそそり、肉厚のソールと下のヌイユと絡めて食べると絶品です、、。

 

次回、続きを書いていきます。