コロナ禍の出張料理。
7月下旬に都市部で緊急事態宣言は出ますし、最近は東京で連日の感染者4000人超え。
色々な方々が政府や行政のやる事に振り回されているのが予約の変化で分かります。
緊急事態宣言後はゲストが来れないという理由でキャンセルが出ましたし、最近は4000超えで危機意識が芽生えたのか、今迄とは違うジャンルの方々から問い合わせがあります。
予想通りにオリンピック終了の8/9からパラリンピック開始の少し前まで長野県でも警戒レベルを上げて飲食の時短営業やお酒の提供制限が始まります。
今迄と同じであまり効果は無いと思うんですけどね。。
過日の出張料理にて。
ご予約は出たり入ったりはありますがGWからずっと沢山の問い合わせを頂き、8月もキャンセルは出ていますが問題無いくらいのご予約を頂いております。
8月は無理してでも稼ぐのが軽井沢のビジネスですからかなり無理して予約を受けておりましたが、暑くてしんどいので良い休養日が出来たと前向きに捉えています。
いよいよ知っている方のお店の閉店といった話も聞くようになってきました、、。
本当に今の飲食業は大変だと思います。
色々な事に振り回されてはいますが、身の軽さが出張料理兼農家の自分の強みだと思います。
色々な案件で先方からPCR検査キットが届くので、ほぼ毎週くらい検査をしております。
無症状で陽性が出ないか、検査結果のメールを開くのは毎回怖いのですが、、。
こんなご時世でも沢山のご予約を頂ける訳ですから、期待に応えられるように感染対策をしっかりしながら忙しい夏を乗り切れたらと思います。
(また出張先での料理写真を撮るのを忘れました。。)
コロナ禍の次。
手持ちの日本ワインは東京のイベントであったり地元のワイン会にお出ししていたので、最近はイベントも出来ないで貯まる一方でした。
最近は残り1本のような貴重なワインも日本ワインの好きな方々にお出ししてます。
城戸さんのリースリング、素晴らしかったです。
GW前からずっと走り続けて、やっと今週末の仕事を終えたら少し休めそう。(夏のハイシーズン前に少しは休まないと、、。)
コロナ禍で飲食業は大変ですが、たまたま以前からやっていたケータリングがはまって、有難い事に沢山のご依頼を頂いております。
今年は遅霜の影響で果樹園の結実が悪く摘果作業が例年ほど無かったので回りましたが、畑仕事と出張料理の仕事のバランスを取るのが難しくなってきました。
目一杯に頂いたご予約は断らずにやってきましたが、そろそろやり方の見直しをしないといけませんね、、。
コロナ禍という事でたまたま出張料理の需要が高まって忙しい日々を過ごさせて頂いてますが、正直この反動でレストラン回帰の流れが来ると思っています。
その時に自分はどうしたら良いのか。
来年は出張料理以外にも日本ワインを楽しんで頂ける場を軽井沢で出来たらと計画中です。
本当に世の流れが分かり難い情勢ですが、臨機応変に対処しながら本当に自分出したい料理を作り続けられるように頑張れたらと思います。
Terroir愛と胃袋で食事。
山梨案件の帰りに、以前から伺いたかった「Terroir愛と胃袋」さんで少し遅めのランチを頂きました。
山梨の友人シェフ達に「山梨行くけど、何処かお薦めは?」と聞くと必ず名前が上がっていました。
入り口からこんなに素敵。
全体像はこんな立派な古民家です。
土間の奥にレストランスペース。
こちらはスペシャリテの甲斐サーモンのショーフロワにビーツ。
繊細な盛り付け。
古民家を改装した雰囲気もそれに合わせたカトラリーやお料理も何もかも凄く良くて凄く好み。
天気も良かったので、お昼からワインを飲みたかった。。(車だったのでノンアルコールペアリングをお願いしました。)
こんなアミューズから始まれば、シャンパンから始めたいですよね。
自分も良くやりますが、この時期の豆の鮮やかさにジュレで爽快感を出すのは定番かもですね。(自分より遥かに仕事が細かいですけど)
今回はお酒は飲めませんし帰った後に畑仕事があったのでランチメニューにしましたが、次回は泊まりでフルコースを頂いて営業後はシェフもお招きして隣の宿泊施設でワイン会なんてやりたいですね。
こちらは隣の宿泊施設ですが、古民家なので冬の寒い時期はあまりお薦めしないそうです。
夏は軽井沢が忙しいので、ハイシーズンが過ぎたら計画しようかと。
コロナ禍でほとんど食べ歩きはしていませんが、久しぶりに満喫しました。
しかも凄く美味しかったですし、自分の勉強にもなりました。
鈴木シェフ、ご馳走様でした!
山梨でテオ・ヤンセン展。
仕事ついでに以前から観てみたかった現代のレオナルド・ダ・ヴィンチと称される造形作家「テオ・ヤンセン」展に行ってきました。
砂浜を風の動力だけで動物のように動く「ストランドビースト(砂浜の生命体)」の動画でYouTubeで観ていて、1度は現物を観てみたいと思っていました。
かなり大きな造形物ですね。
動いた時の参考動画を観ながら、どんな動きをするか想像してしまいます。
近くで見ると本当にありきたりのパーツを合わせただけのように見えますが、それがあの滑らかな動きをする訳ですから何とも不思議です。
ペットボトルが空気を蓄える胃袋と言われても、仕組みがサッパリ。。
実際に風力で動かしたりもします。(こちらは時間が決まった時間にスタッフの方が動きます。)
小さな物を手で押して動かしたりも出来るので見応え充分です。
実際にストランドビーストを押してみて、子供達が凄く喜んでいました。
完全予約制で入場制限もありますから、あまり周りを気にする事無くゆっくりと観れました。
その点は感染対策にかなり気を遣っているのが伺えましたね。(自分も仕事柄、個人的にPCR検査などをしていますが。)
コロナ禍でなかなか美術館にも行く機会が無かったのですが、やはり芸術に触れるというのは良いなと改めて思いました。
長野県出身者のカルフォルニアワイン。
仕事柄、軽井沢の方々と飲む機会もあるのですが(最近はありませんが。)、この面々でしたら自分がブルゴーニュを持って行かなくても、、みたいな会には別の国のワインを持って行ったりします。
久しぶりにブルゴーニュ、日本ワイン以外の購入は、長野県大町市出身の平林さんがカリフォルニア、ソノマで手掛けるシックス・クローヴズ。
恥ずかしながら長野県出身の方がアメリカでワインを造られているのを知りませんでした。
同県出身というだけで妙に親近感が湧くので、これから追いかけたいですね。
珍しくカリフォルニアを購入したので、他にも何本か。
ザ・アイリー・ヴィンヤーズ
ケリー・フォックス・ワインズ
リトライ
KUSUDAワイン
楠田さんはシラーですが、他はピノ・ノワールです。
ニューワールドのピノも少しストックしておきます。
1人で飲む事がほぼ無いので、早く落ち着いてワイン会を開きたいですね。。
初夏の野菜やハーブ。
この季節の豆類の鮮やかな緑と透き通るようなカブの白がとにかく好きだったり。
フランスの野菜も力強くていいんですけど、カブは圧倒的に日本の方が好きです。
直売所に出始めたワラビをアク抜き。
さすがに忙し過ぎて摘みに行く時間が無い。。
小諸産の極太グリーンアスパラ。
間引き人参も出始めたので、軽く火を入れて紙で薄皮を剥きます。
シブレットの花が満開。
矢車草。
セルフィーユ
山に行けば山菜が採れますし、畑に行けばハーブや花が摘み放題。
立派なグリーンアスパラや柔らかな新玉葱も出始めて、食材が一気に増える季節は出張料理も楽しいです。
最近、アスペルジュソヴァージュの苗を近所の苗屋さんで購入しました。
以前に何回か種を購入して試してみましたがことごとく失敗。
種も大して入っていない割には凄く値段が高い。
断念していましたが、苗を購入したのでブルゴーニュの友人なんかの助言を聞きながら植えてみました。
数年後が楽しみです。
こちらも種からはことごとく失敗したオイスターリーフ。
牡蠣の味のする植物ですが、上手くいけばいいですね。。
建てたハウスの中も絶賛改装中です。
出張料理が忙し過ぎて、全く進みませんが、、。
今週だけで4件ですが、これが終われば来週は少しゆっくり出来ます。
張り切ってハウス改装をしたいですね。
地元佐久にもワイナリー。
コロナ禍で気を遣って行っていなかった馴染みのお酒屋さんを1年半ぶりに訪問。
「適当に取って置いてください。」と頼んでいたのですが、「これでイイ?」って充分過ぎますよ(笑
自分の商売の性質上、小さなワイナリーの良質のワインを集める事を心掛けてきましたが、最近は日本ワインの人気もあってなかなか購入も難しくなってきました。
そんな状況ですから、こうした馴染みの酒屋さんは本当に助かりますし有難い存在です。貴重なワインを感謝、感謝です。。
日本ワインは軽井沢ではまだ認知不足で消費は東京や地元のワインイベントが中心でしたが、この状況ではなかなか難しい。
良いワインが沢山貯まっているので、コロナが落ち着いたら日本ワインの会を色々企画出来たらと思います。
いよいよ佐久市でもワインが造られるとか。
東御、上田、小諸市などで構成する「千曲川ワインバレー」に佐久市も参加。
元々、日本酒の蔵も13蔵ある酒所ですから、益々楽しみです。
東京からのアクセスを考えても新幹線で1時間、車で3時間はフランスのパリ〜ブルゴーニュに近いと思っていました。(街で言ったらディジョンやボーヌ)
軽井沢は日によっては異常に混みますし、上田は城下町だから街を出るまで渋滞に当たりやすい。
その点は昔は田畑しか無かった所からオリンピックで高速道路や新幹線が出来た佐久市は道も広くてアクセス抜群。
佐久を中心にワイン産地の北信(高山、小布施、坂城)や塩尻、山梨県の北杜市まで2時間圏内で行けますから、ワイン旅行には最適な拠点になるかと。
日帰りもいいんですけど泊まりで楽しめたらと思いますから、自分も出張料理の次は日本ワインの飲める農家民泊なんかが準備出来たらとは思います。