長野の人気ワインを考える。
「シャトーメルシャン」は山梨のワイナリーのイメージで、自分は長野の小規模ワイナリーばかり扱っているので今迄あまり購入していませんでした。(オムニス、シラーくらい)
さすがにこれから椀子にワイナリーが出来てNAGANO WINEになりますから、しっかり抑えておかないと。
シラーや今年のソーヴィニョン・ブランは争奪戦でしたが、何とかシラーは購入出来ました。
そもそもこんな発売日に行列の出来るワインは出来るだけ地元の酒屋さんやレストランが持つべきだと思うんですけどね。
こうした人気のワインがあれば、購入や飲みに来るそこまでの交通費やレストランに使われる食材など、地元にお金が落ちる流れが作れます。
問題はNAGANO WINE推しのレストランがほぼ無い事でしょうか。(未だに他国のワインを扱うレストランばかり、、。)
こんなワインを出して貰える努力をしているレストランも必要ですね。
動きの速い都市部のレストランは既にオリンピックに向けて人気の日本ワインは買い貯めている様子。
自分が扱いたいワインはしっかり抑えておきたいと思います。
久しぶりの地元飲み会。
最近、NAGANO WINEを開ける事が多かったので、蔵を物色して今回はRenaud Boyerのサン・ロマン'15。
色調薄っ!と思いましたが香り、果実味爆発。
こういうワインは好きですし、長野ならあの生産者とあの生産者か、、と想像したり。
蔵にはフランスから仕入れたワインが沢山ありますから、美味しいワインを飲んでの地元の底上げもしっかりやりたいと思います(笑
ワイン葡萄の収穫参加。
ある意味、黄金色に輝くコート・ドールの横でワイン葡萄の収穫参加(笑
この日は秋晴れの中、小諸のマンズワインさんの収穫に行ってきました。
メルローの収穫でした。
小諸の畑の中でも区画によってかなり病果の違いがあったので、色々とテストしているのでしょうね。
10月は仕事がビッシリなので、自分の収穫参加はこれが最後でしょうか。
仕事の合間を縫って、今シーズンは地元の4軒の生産者の畑で収穫に参加してきました。
同じ収穫作業でも支持の差があり、このちょっとした気遣いが味わいの違いに反映されるのかな、、とも思いました。
扱う量の違いもあるので一概には言えませんが、あれだけ気遣いがあれば他の作業も丁寧なんでしょうね、、。
今はネットで簡単にワイナリーの情報が手に入るので、お客様にワインを勧めるのに自身の体験を言葉にする事は大切だと思います。
ブルゴーニュの飲食の知人、友人達も、このシーズンは畑に出ていますからね。
海外は難しくても、県内のワイナリーならすぐに行けます。
今年初参加のワイナリーもあったので、その味わいの背景が見れてとても良かったです!
WVVで収穫祭。
WVVの収穫祭に参加させて頂きました。
いつもは葡萄畑の横ですが、今回は生憎の雨だったので町の施設で行われました。
料理は新富町「Coulis(クーリ)」チーム。
東京から到着してアッと言う間に会場を作られていました。
外のピザ釜と炭焼き台も始動。
塊肉に焼き鳥にバームクーヘン。。
色々、肉の焼き方は勉強していますが、やはり炭焼きは美味いですね。
少しずつ回しながらアパレイユを付けて、お酒をかけて焼いていきます。
大変な重労働、、。
焼き上がり(笑
先日、静岡にグランピングの料理を作って来たのですが、もっと野外料理を本気の料理人がやったら、を突き詰めないとな、、とは思っていました。
毎回、野外料理でもクーリさんはクオリティ高をFBを通して見ていたので、今回はお手伝いで参加させて頂きました。
料理は勿論、デザートのバームクーヘンもその場で手作りの拘りで他にもこれから出来そうな出張料理のアイディアをたくさん頂けました。
スタッフも入れたら総勢50名の収穫祭は凄い盛り上がりでした。
東京からこれだけ参加者を呼べるわけですから、ワイナリー観光もこれから注目ですね!
登美の丘ワイナリーを訪問。
静岡で仕事だったので、長野の帰り道にある甲府「登美の丘ワイナリー」に行ってきました。
相変わらず自分が個人で動いているレベルなので扱うワインも小規模なNAGANO WINEに絞っている為、こうした企業のワインはほぼ扱っていませんでした。
今回は静岡で仕事があっての帰り道だったので、寄ってみました。
中の貯蔵庫なんかは時間が合わずに入れず、、。
雰囲気は長野で言えば「マンズワイン」さんでしょうか。
こちらは試飲スペースにしっかりしたソムリエの格好をしたサービス陣がズラり。
いつも思うんですけど、ソムリエや唎酒師など酒に関わる資格を有した人は飲み込まなければ試飲とか出来ないものかと。
ただ見るだけで、何の為に来たのやら分かりません。
全部買えるほど飲食業の人間はお金もありませんからね、、。
急ぎだったので、本当にサクッと見学。
高台からの眺めですが、やっぱり葡萄畑のある風景はイイですね。
帰り道の脇にある畑にはしっかりレインカットも。
今回の仕事の現場まで長野から静岡まで車で2時間程度でした。
高速道路を使った区間も長坂〜甲府で料金も1000円程度(この日は週末割引で約800円)だったので意外と近い事が分かりました。
天気も良くて施設も良くて、景色も凄く良かったです。
今度は仕事帰りに寄って試飲が出来るように、誰か運転手を頼んでから期待ですね(笑
(最近、料理の記事をアップ出来ていませんが、実際は結構出掛けています。
写真が人任せで最近はあまりしっかり枚数が撮れていないのでアップしない次第です。。)
Restaurant L'aubeで食事。
パリ時代の元同僚、ヒデさんの「Restaurant L'aube(ローブ)」に行ってきました。
自分はフランスから帰って何も出来ていませんが、こちらはミシュラン1ツ星。
海外レストランとのコラボレーションも決まっていますから大活躍ですね。
先ずはシャンパンに合わせてナスのグラスに栗のベニエ、右はスパイスのチップス。
前菜は功刀鱒とリンゴ。
自分も良く信州サーモンや大岩魚を使いますが、マリネはハーブ以外に軽くナッツオイルを使います。
こちらもナッツを削っていますが、やっぱり相性イイですよね。
今の時期なら生クルミに生落花生。
今回は石田ソムリエセレクトのワインペアリングもお願いしました。
鱒に合わせたのはドイツのシルヴァーナー。
魚は赤ムツ。
鶏節と魚のアラで取った出汁が格別。
合わせたのはキュヴェ三澤 甲州。
メインは鹿肉。
目の前がオープンキッチンなので調理する様子が見れるんですけど、いつのまにか出来ていてしかもこの完璧な火入れ。
自分の鹿肉に火の入れ方とは違いますが、参考にはなりました。
ワインは確かスペインだったような。
鹿肉の料理に少し混合スパイスが使われていたので、そのスパイシーな感じとこのワインが良く合いました。
デザートはイチジクと、、。
味わいの構成からお酒の使い方から、正しくパティシエ(ール)の仕事ですね。
こういうデザートは料理人には作れません。
やはりコース料理のデザートが締まるとコースも良い感じで終わりますね、、。
宝石箱に並べられたチョコレート。
このままだと溶けてしまうので、冷たい石を冷たいリングケースに。
ランチから丁寧に作られてどれも盛り付けから綺麗で美味しく、石田さんのワインペアリングも素晴らしい。
以前から聞いていた平瀬さんのデザートも「これぞパティシエールの仕事」というクオリティ。
(写真は一部ですけど、料理もワインも他にも何品か出して頂きました。)
会うのも久しぶりで、食事後も色々とお話しさせて頂きました。
やっぱりレストラン、イイですね!
ヒデさん、ご馳走様でした‼︎
脱おっさんセミナーに参加。
WeWork Icebergで開かれた軽井沢ワイン会で知り合った方の「脱おっさん(ビジネス版アンチエイジング)ワークショップ」に参加してきました。
ここで言う「おっさん」とは老若男女、性別や年齢では無く、過去の価値観からアップデート出来ない人や組織の事です。
地方にいると若い感性も少なく刺激も薄い為におっさん化しがちだと思うので、自分としても注意ですね。
一応、料理人なのでこうしたワークショップにはなかなか参加する機会が無いのですが、感度の高い方々と良い時間を過ごせました。
(意外とこの感度の高い方々と知り合えるのが自分にとっては大事なんですけどね。)
ワークショップ後は主催者の方にに今話題の「WeWork Iceberg」をなかなか入れない上の階まで案内して頂きました。
ポップで素敵な職場で、新しいビジネスや仕組みはこうした現場から生まれていくんですね、、なんて思いました。
今回は東京開催という事もあり参加者の皆さんは東京在住の方々だったのですが、今回のセミナーで言う「おっさん」は地方にたくさんあるのではないかと思っています。
1番は地方行政や古い組織(N協など?)
しかも村や町レベルだと本当にこのままだとこの先の未来が危ないので、危機感を持って色々運営されているところを見るのですが、変にまだ税収、予算的にも余裕のある市レベルになると全く動きもありません。
そもそも税金を扱っている為にミスの許されない新しい動きを受け付け難い行政と地方創生の今までに無い立案、運営は1番相性が悪いと思います。
本来ならもう少し地方に危機感を持たせて、こうした外部コンサルや優秀な移住者を政策アドバイザーとしてもっと活躍してもらっても良いと思うんですけどね。
いつも料理やワインばかりなので、たまにはこうしたセミナーで刺激を受けたり普段は会わないような方々と意見交換が出来て、とても有意義な時間でした。
家のプルーンを収穫。
ウチの果樹園にも植えてある佐久市の特産「プルーン」の収穫も無事に終了しました!
よく「プルーンって生で食べれるの?」と他方の方々に驚かれます。
果皮が薄くて雨に打たれるだけで割れてしまうほど繊細な生のプルーンはあまりこの地域以外の方々では食べる機会が無いと思います。(樹熟の物は尚更)
収穫前に樹を覆う雨避けのビニールシートを被せます。
佐久平では良く見かける風景です。
プルーンは中井貴一さんのCMでもお馴染み、抗酸化栄養素の優れたフルーツです。
生で食べると美味しいんですよ。
実の白い粉(ブルーム)をなるべく落とさないように、丁寧に収穫。
たくさんあったので、果実酒も仕込みました。
今シーズンも7月のブルーベリーから始まり貴陽などのスモモ系、洋梨を仕込みました。
あとはラ・フランスやナツメを仕込んで今シーズンの果実酒仕込みも終了。
今年は異常気象で雨も降らず葉物農家さんには厳しい年だったと思いますが、果実類が有難い事に豊作でした。
今シーズンは収穫は勿論、果実酒に料理と楽しませて頂きました(笑