J-F.Piègeで食事。
パリ滞在中のランチに「Passage53」時代の同僚、檜垣シェフと今話題のレストラン「Jean-Français Piège」に行ってきました。
コースはランチメニューもありましたが、せっかくなのでシェフお任せコースを頂きました。
前菜前に山盛りのキャビアが出てきたのですが、下がポムスフレで壊れ易いのでどうやって食べれば良いか分からない。
一口というサイズでは無いですし、、。
蓋を開けると更にキャビア。
説明が早過ぎて聞き取れなかったのですが、この中に落として混ぜれば良かったのでしょうか?
前菜は根セロリの一皿。
ワインは流石の品揃えですが、ブルゴーニュやボルドーはかなり値段が高めだったのでウンヴレヒトのリースリング'88を。
これが大正解。
今年飲んできた白ワインでも1番かもしれないですね。
最近はシンプルな料理や野菜料理が増えてきましたから、古めのリースリングは合います。
しかもアルザスはブルゴーニュやボルドーに比べてグラン・クリュでも安い割には味わいは引けを取らない。
案外、レストランで古めのアルザスを見つけたら、自分はそちらを頼みます。
(軽井沢のワイン会でブルゴーニュは散々飲んでいるせいもあると思いますが、、。)
魚料理はオマール・ブルトンでした。
ブルターニュで獲れる少し青みを帯びた高級オマールです。
こちらはサービスの方が取り分けて下さいました。
メインはリ・ド・ヴォーでした。
こちらもソースをかけて頂きました。
赤ワインはデュジャックのクロヴージョ'00。
少し値段は高かったですが、檜垣シェフも今年はフランス某紙の新人賞を獲得するなど飛躍の年だったと思います。
その檜垣シェフと一緒に来ているので、お祝いも兼ねてでしょうか。
フロマージュも素敵にプレゼンテーションそれました。
デセールの1皿目はウフ・ア・ラ・ネージュ。
メレンゲベースのクレーム・アングレーズ、キャラメルで構成するビストロデザートですが、星付きのパティシエにかかればこの通りですね。
中にクレーム・アングレーズが忍ばせてあります。
デセール2皿目は洋梨の一皿。
こちらのパティシエールは「今年のパティシエ(パティシエール)」に選ばれたそうです。
料理も勿論ですが、やはり星付きのデセールは違いますね。
こちらはプティ・プール前に振る舞われるポー・クレームでしょうか。
素敵な箱から取り出して頂きます。
こちらはピエージュ定番のチョコレートの卵をサービスの方がテーブルに叩きつけて割った先のナッツ類を頂きます。
総じてフランス人シェフなので値段が高めですが、やはり料理は美味しいです。
プレゼンテーションは今時でも味わいはクラシックですね。
やはりビストロ、日本人シェフのお店も良いのですが、フランス人シェフのレストランの最先端も知らないとイケナイかな、と思いました。
メニューは以前のお店の物もかなり見受けられますが、演出にはかなり拘りがありました。
ワインリストはやはりフランス人シェフの星付きレストランですから、とにかく素晴らしい。
オジサン2人で昼間から2ツ星で食べ、飲み散らかしてきましたが、やはり同業と食べに行くのは楽しいですね。
予約を入れてくれた檜垣さんに感謝。
ご馳走様でした‼︎
久しぶりのKEIでディナー。
パリ後半戦、最初のディナーは知人夫婦に誘われて久しぶりに「Restaurant KEI」に行ってきました。
本帰国前に伺いましたが、色々な面で更に凄くなってました。
こんなプレゼンテーションされたら、頼まない訳にはいかないですよね、、。
この季節なので、白トリュフの組まれたメニューを頼みました。
こちらは圭さんのスペシャリテの野菜の一皿。
白トリュフはシンプルにニョッキと一緒に。
色んな料理に白トリュフをかけている様子を見ますが、やはりこうしたシンプルな粉物やジャガイモ、卵が1番合う気がしますね。
こちらも本帰国前にも頂いた鱸の鱗焼き。
ガリシアの牛肉もこんな素敵な1皿に。
高塚シェフパティシエのデセールも相変わらず秀逸。
ワインは白はロワールのシュナン・ブランに赤は少し古めのボルドー。(写真は撮らなかったです、、。)
ソムリエにデセールと一緒に是非、と言う事だったので、甘いゲヴェルツも頼んでしまいました。
元々は2ツ星レストラン「Gerard Besson」の跡地でしたが、ベッソン氏から圭さんに鍵が渡される日に自分も圭さんに呼ばれて現場に居ました。
調理機材の運び出されたジビエの匂いの付いた何も無い厨房を、圭さんと奥様と3人で掃除をしたのは自分の良い思い出です。
今では凄い厨房ですからね。
久しぶりに圭さんにもご挨拶出来て、凄く美味しくて楽しい夜でした。
ご馳走様でした‼︎
Les Enfants Rougesでジビエランチ。
ボーヌからパリに戻った次の日のランチは、パリの人気ビストロ「Les Enfants Rouges」に行ってきました。
昨年は予約していたのに行けずじまいで大さんに迷惑をかけたので本当に今年は挨拶だけにしようと思っていたのですが、あまりにメニューに書かれた料理が美味しそうだったので居座ってしまいました、、。
先ずはアミューズから。
前菜は猪のパテにしました。
レバーの効いたビストロらしい味わいで、ワインが凄く進みます。
今回はクローズ・エルミタージュのハーフボトルをいただきました。
メインは雌鹿の煮込みです。
メニューを見た時に、これが食べたくて居座ってしまいました。
やはりこの時期のフランスにいるなら、ジビエを味わいたいですよね、、。
ココットで煮込まれた肉を皿に移して食べます。
大さんの作りは日本人のそれでは無くて、本当にフランス人が作っているようなしっかりとした味付けです。
これには大満足でした。
デザートのパリブレストも絶品。
ランチでガッツリジビエ料理に南の赤なんて贅沢ですよね、、。
コスパ抜群、凄く美味しかったです。
大さん、ご馳走様でした‼︎
今年もClown Barで食事。
ボーヌからパリに戻って、パリ後半戦は食べ歩きメインです。先ずは「Clown Bar」から。
パリの超人気ビストロです。
パリのフードジャーナリストの方と昔からの知人夫婦と4人で行ってきました。
前菜は皆で頼んでシェアしました。
自分はやはり日本ではなかなか食べれないので牛肉のタルタルです。
メニューにあれば高確率で頼みます。
他にもアジアテイストな前菜まで色々試しました。
カトラリーは引き出しから。
昨年はカウンターだったので気付きませんでした。新しくなりました?
ワインはお店のスタッフと話しながら適当に頼みました。
色んな味わいも自然派ワインだと合わせるのも面白いです。
メインは野鴨とフォアグラ。
ボリューム満点でお腹一杯です、、。
デザートも。
昨年はテロの数日後に伺ったのですが、数百メートル先の出来事にもかかわらず満席でした。
観光客中心の星付きレストランが集客に苦労していた時にもかかわらず満席でしたから、「地元に愛されたお店なんだ、、。」と、強く思いました。
あれから1年経ちましたが、今でも満席で本当に勢いを感じますね。
また機会があれば寄りたいと思います。
Restaurant Soでランチ。
ブルゴーニュ滞在中にボーヌの先輩シェフとディジョンの「Restaurant So」にランチで行ってきました。
シェフの創さんにお任せでお願いしました。
前菜の猪のパテでしたが、ブルゴーニュのワインに合わせてかなりアッサリな味わいでした。
この数日後にパリのビストロでも猪のパテを頂くのですが、こちらはかなりレバーをしっかり効かせた味わいで南のワインが合いそうな味わいです。
創さんのお店はほぼ全てがブルゴーニュワインですから、こうした味わいの調整はさすがですし、創さんのブルゴーニュワインを更に美味しく飲んで欲しい愛情が伝わりますよね。
ワインですが、白は「Chassagne-Montrachet 1er cru morgeot 2009」(Domaine Henri Germain)
著名な生産者は年々値段が高くなっていますが、その他にも素晴らしい生産者はたくさんいるんですよね。
こちらの生産者も素晴らしい味わいでした。
カリフラワーのブルーテはロブション出身の創さんらしい、ビックリするくらい美味しかったです。
メインは鹿肉のロティを頂きました。
ソースにはトリュフが入っています。
赤ワインは「Beaune 1er cru Les Bressandes 2011」(Domaine des Croix)
こちらもムルソーのルーロと組んだりと今話題のクロワのボーヌ1級。
味わいもしっかりしているので、また何年か先に飲んでみたいワインですね。
フロマージュも出して頂きました。
創さんが出してくれたDujac'02のハーフボトル。
ドメーヌの試飲用ですが、たくさんあるみたいで最近売りに出たみたいです。
香りが素晴らしい。。
最近リリースされたRoulotのFine Bourgogneも頂きました。
ルーロのオードヴィやアプリコットリキュールも好きですが、これもイイですね、、。
来年、来た時にあれば、購入したいと思います。
デセールもしっかり頂きました。
ビストロ価格で何でも安くて美味しい。しかもビックリするくらいのブルゴーニュワインの品揃え。
ディジョンに来たら必ず来ないと行けないお店ですね。この日も凄く楽しい時間を過ごせました。
創さん、ご馳走様でした‼︎
ニュイのドメーヌ訪問。
Côte de Nuitsのドメーヌ訪問をしてきました。
今回は3軒を訪問してきました。
先ずはモレ・サン・ドニの「Domaine Dujac」から。
少し早く着いてしまいましたが、ドメーヌ側の計らいで応接間に通して頂きました。
外が凄く寒かったので、助かりました、、。
随分、人懐こいですが、目線をカメラに向けてくれないデュジャック家の猫。
さすがに何処か気品がありますねw
時間になって下に通されると、ちょうど樽の中の洗浄中でした。
こうして洗うんですね、、。
デュジャックでは樽からMorey'15からClos de la Roche'15まで8種類を試飲していきました。
ボトルではClos Saint Denis'01を頂きました。
以前にもデュジャックは来た事がありますが、今回の2015年は素晴らしくイイですね、、。
デュジャックの試飲を終えてランチを食べた後に向かったのは、こちらもモレ・サン・ドニの「Domaine Arlaurd」です。
こちらも以前に伺いましたが、凄く人気が出てきましたよね、、。(当時、味わってみて納得ですけど。)
こちらには小さな樽がありました。
指摘すると、当主のシプリアン氏が更に小さな樽を指差しました。
アルロー、こういう仕事もするんですね。
アルローでは樽からAC Bourgogne'15からCharme Chambertin'15まで6種類しました。
ボトルでは14年を中心に何本か。
畑の数が多いので、試飲も大変です、、。
最後にCharme Chambertin'01を頂きました。
アルローの試飲を終えて向かったのがアンヌ・グロです。
以前からアンヌ・グロは行きたかったんです、、。フランス時代もよく飲みましたし、ちょっと感激。
アンヌ女史の娘さんが試飲の相手をしてくださいました。
タンクからHC'15からRichebourg'15まで8種類を試飲していきました。
毎回、何処のドメーヌに行っても最後には少し古いボトルを出してくださいますが、今回はここまで。
今回、3軒を試飲して思ったのは、総じて2015年は素晴らしいヴィンテージみたいです。
しかし、その分問題は値段でしょうか、、。
地元ブルゴーニュでもこれだけ高いですから、日本に着く頃の値段はどうなるんでしょうね。
色々、考えさせられましたし、今年も充実のドメーヌ訪問でした!
ディジョンのMETROに同行。
ボーヌで飲食をされている知人と一緒に飲食業専門スーパー「METRO」に行ってきました。
日本では一般の方でも入れると思いますが、フランスは飲食業界の人限定です。
やはりこの時期なのでキノコ類が豊富です。
日本で使えば高級キノコの部類かもしれないジロール茸やトランペットが一杯です。
天然キノコは掃除が大変ですが、フランスならこれだけ買っても洗い場や研修生がやりますからね、、。
ハーブ類も豊富です。
やはりこの辺りが日本と違いますよね、、。
METROの魚は少し落ちるので、魚は日本の方が上だと思います。
少し冷房が強めの乳製品コーナーです。
こちらはフロマージュ類です。
こちらがバター類。
肉コーナーには半身の牛など、日本では、考えられない状態であります。
普通にイノシシ肉や野うさぎなどがありますからね、、。
大きな台車に食材をたくさん積んでいきます。
この日はあまり買わずに必要な物だけ購入してお会計。
今度は近くの「Grand Frais(グラン・フレ)」へ。
こちらは新鮮な生鮮食品が一杯です。
こうした新鮮な野菜が自分の欲しいだけ購入出来るのが、フランスはズルいですよね、、。
こちらの人参も一般的なスーパーで購入出来ます。
こちらはオニオン・セヴェンヌ。
甘くて美味しいフランスを代表する玉葱です。
ジャガイモもこんなたくさん。
今では長野の直売所を回っていますからあまり多種のジャガイモに驚きませんが、当時はその種類と味にビックリしましたね。
信州の果樹農家の息子としては、やはりリンゴは気になります。
一応、これでもFujiです。
年に1度はこうしてフランスの食材に触れるのもイイですね。この感覚を大切にしたいと思います。