フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

ボーヌのワイン人とルソー。

ボーヌに来たらこの人に会わない訳にはいきません、という事でワイン人Sさんと一緒に「Le bout du monde」にワインを飲みに行ってきました。

 

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久しぶりにルソーの村名を飲みましたが、やはりイイですね、、。

ちょっとお値段が高過ぎるので、日本では遠い存在になってしまいましたが、改めて飲んでも素晴らしいです。

 

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こちらのクローズ・エルミタージュは初めてですね。

人に頼んで貰うのも面白いです。

 

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最後にはトレヴァロンでしたが、いつもは美味しいんですけど自分的には既に自転車で走り回ったツケと飲み過ぎで寝落ちしてましたね。

957年なら小慣れた感じだと思いますが、勿体無い事をしました、、。

 

いつもはあまり飲まないのですが、Sさんと話が弾んで結構飲んでしまいました。

また来年もボーヌに来たら、一緒に飲めたらなと思います。

 

コート・ド・ニュイを自転車で走る。

Côte de Beauneの後はCôte de Nuitsのグラン・クリュを中心に自転車で畑を回ってきました。

 

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拠点のボーヌから電車でジュヴレシャンベルタン駅に向かい、30分かからずに到着。

 

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ジュヴレシャンベルタン村を抜けて南下していきます。

 

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ジュヴレシャンベルタン村を南下していく過程ではグラン・クリュの畑がズラリです。

各畑前には何のグラン・クリュの畑か看板があるので分かり易い。

うっかりしたのは、細かい地図を忘れてきたので、誰の畑か分からない、、。

 

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(ルロワは伸び放題なので、すぐに分かりますが、、。)

 

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モレ・サン・ドニ村に到着。

とりあえず分かり易いランヴレイの畑前で写真を撮りました。

この後はシャンボール・ミュジニー村にも寄りました。

 

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ボンヌ・マールの畑前を通過。

この先の分かれ道を左に下りる形でアムルーズの畑横を通ります。

 

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ちょっと小さいですけど、グロフィエのアムルーズの看板。

 

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こちらがアムルーズ(恋人達)の伝説の湖(の先の川)。この先は私有地らしいので、あまり入れないみたいです、、。

 

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お昼ご飯はいつものヴォギュエのミュジニーの畑で取りました。

 

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ヴージョ城を眺めながらのランチも最高です。

 

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ヴージョ城には何回も入った事があるので、今回は通過です。

ここの販売所に他で買えないClos Vougeotの地図が買えます。生産者の区画も入っていて格好良くて、自分のお気に入りの1つです。(1番のお気に入りはMontrachet。)

 

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グラン・エシェゾーに到着。

ここからヴォーヌロマネ村です。

 

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リシュブールに着けば、ロマネコンティの畑はもう少し。

 

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ベタな場所でも1枚撮りました。

(観光の方々はロマネ・コンティの畑のこの十字架で記念撮影をします。)

 

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ロマネ・コンティの畑に到着しました。

車ま何台か停まっていて、何だか中国人系の旅行者が随分増えましたね、、。

 

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脇の道を上に登ってラ・ロマネの畑に到着。

 

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ここからロマネ・コンティの畑を上から眺めます。天気も微妙に回復。

 

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ロマネ・コンティの畑から道を挟んでラ・グランド・リュ。

 

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ラ・ターシュの畑側から見たロマネ・コンティです。

 

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相変わらず伸び放題のニュイ・サン・ジョルジュの畑。

ちょうど土を起こしていました。

 

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ニュイ・サン・ジョルジュの村に到着です。

いつも行くワイン屋さんは何故か開いていませんでした。残念、、。

 

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帰りはニュイ・サン・ジョルジュ駅からボーヌ駅に帰りました。

この間はグラン・クリュの畑も無いですし、距離があるので自分にはしんどいです。。

 

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自転車だと自分のペースで走れて、小さな勾配も感じられれて、畑作業をされている生産者の方々にも挨拶が出来て、、とにかく楽しいです。

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ギリギリ「Côte d'Or(黄金の丘)」と言われる景色も見れました。

フランスにいる間もこの時期だけは休みが取れなかったので、嬉かったです。

昨年はタイトな日程と天候不順で出来ませんでしたが、今年は大満足の自転車巡りでしたね。

体力が続く限り毎年やりたいですし、今度はもっと生産者の区画付きの地図を持って勉強したいです。

 

来年も楽しみです。

 

真夜中のお疲れブラインドワイン会。

ボーヌ滞在中に仕事終わりのお疲れワイン会に参加してきました。

先ずはお店のスタッフの方々と泡で乾杯。

 

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ここからはお店の食事を摘みながらのブラインドワイン会です。

 

先ずは白ワインから。

 

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皆がちょっと良いシャサーニュ・モンラッシェなどと間違えたのはマルク・コランのサン・トーバン'13。

やはりこの人のワインはクオリティ高いですよね、、。これは値段を考えてもお買い得ですね。

 

次は赤。

 

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ルーミエのブルゴーニュ・ルージュ'13。

 

むしろ村名よりも生産本数が少ない為に、滅多にお目にかかれないルーミエのACブルゴーニュ。

実はこのヴィンテージの前後のルーミエはあまり評判が良く無いらしく、このワインのコメントも芳しく無かったです、、。

普段なら「流石、ルーミエ!」となる筈ですが、現地情報や実際に飲んでみると色々見えてきます。

美味しいんですけど、少しルーミエに過剰な期待をし過ぎていたのかもしれないですね。

 

まだ飲み足りないという事で追加融資。

 

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シモン・ビーズのサヴィニィ1er cru'08。

こちらは文句無しの素晴らしい出来栄え。

2008年のワインの飲み頃を掴み切れていないのですが、そろそろ1級畑なら出してみても面白いかもしれないですね。

 

仕事終わりからブラインドで飲みながら、久しぶりに会った懐かしい方々とたくさん話して、とても楽しい夜でした。

楽し過ぎて、気付いたら朝の7時になっていました、、。

 

本帰国しても、こうして毎年迎えてくれる友人、知人がフランスにいるというのは有難い事ですね。

 

自転車でコート・ド・ボーヌを走る。

この日は天気が回復したので知人に自転車を借りて畑を回ってきました。

 

友人の自転車が不調につき、ボーヌ前のレンタル自転車を借りようと思ったのですが、冬季はお休みでした。

この寒い時期に自転車を借りて走ろうなんて人はなかなかいませんよね、、。

後に友人の自転車を修理して頂いて準備完了。

 

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天気予報とは違って、有難いことに快晴です。

オテル・デューも映えますね。

 

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実はボーヌ到着時の天気予報はこんな感じでした。

雨男では無いんですけど、まさか雪マークまで付くとは思いませんでした。

 

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先ずは近くのカフェで腹ごしらえ。

いつものカフェとクロワッサン。

 

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日本にいても朝食はあまりご飯を食べれない人なので、毎朝、こうして香ばしいクロワッサンが食べれるのは嬉しいです。 

これがいつものフランス生活でしたから、とても懐かしいです。

 

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この日はCôte de Beauneにしました。

コート・ドールというワインの産地をボーヌで北南に分けた際にコート・ド・ボーヌは南に位置します。

ボーヌ駅から自転車を積んでムルソーに向かいます。

 

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ムルソー駅に到着。

 

ボーヌからムルソー駅は1駅ですが、以前にボーヌからムルソーまで自転車で行ったら、それだけで疲れてしまいました。

普段から鍛えている方なら大丈夫だと思いますが、ここは体力温存して行きだけは電車を使いました。

 

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ムルソー村を出る頃には微妙な空模様に。

ブルゴーニュは天気予報が当てにならない位に変化しますからね、、。

 

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ムルソー村を抜けてピュリニーモンラッシェ村に向かいます。

 

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この十字架の地点で右に右折。

ジュヌヴリエールの畑を抜けて行きます。

 

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うっかりしたのは畑の地図を忘れた事。

あまり位置関係は詳しくは無いので、以前頭に入れた地図をなぞりながら進んで行きます。

 

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所々に畑の名前がありますから、それも参考にしながらですね。

ジュヌヴリエール、ペリエールと続いて、小さな森を抜けるとすぐにグラン・クリュのモンラッシェの畑です。

 

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森を抜けて、ここまで来ればあと少しでグラン・クリュの畑です。

 

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モンラッシェの畑に到着。

この辺りから天気も回復してきました。

 

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ここから上に登るとシュヴァリエ・モンラッシェの畑です。

いつもの行事ですが、ここでお昼ご飯です。

 

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まだ走るので、ボーヌで購入したサンドウィッチを簡単に食べます。

ただ、こんな食事もモンラッシェの畑を眺めながらだと何とも贅沢。

今年のモンラッシェの畑の実情を知っていますと、色々考えますけどね、、。

 

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ランチを終えたらシャサーニュ・モンラッシェ村に向かいます。 

ちょうどモンラッシェの畑の横を通る頃に晴れ間が出て素晴らしい景色が広がりました。

 

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少し小雨の後だったので、水滴が陽の光に照らされて黄金色に輝きます。

フランス時代にもこの時期のブルゴーニュには来れなかったので、正しく「Côte d'Or(黄金の丘)」の名に相応しい景色でした。(実際は少し時期的には遅いんですけど、、。)

 

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1度は飲んで見たいルフレーヴのモンラッシェの畑の横で。

 

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1番シャサーニュ・モンラッシェ村寄りの畑がコント・ラフォン。

僕がブルゴーニュを好きになったきっかけのワインの畑なので、何だか感慨深いです。

 

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ここから折り返しで元来た道をムルソー村まで戻ります。

 

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ムルソー村の中心地。

この辺りに来ると少し雲行きも怪しくなって来ましたが、何とかセーフ。

 

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意識的に北側を登りながら、こちらの交差点まで来ます。

ここからヴォルネイ村まではほぼ下り坂なので、自転車で一気に下ります。

登るのは大変なんですけど、この下りが凄く爽快なんです。

 

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一気にヴォルネイ村に到着。

 

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少し村の中を散歩したら、今度はポマール村に向かいました。

 

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ポマール村に到着。

ここまで来ればボーヌまであと少しです。

 

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クロ・ゼプノーなどのポマール1級畑を眺めながら、北に向かい、並木道を抜けるとボーヌの街です。

 

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普段から鍛えていないので、この頃には足がパンパンです。

来年はフランスに来る前に少し慣らしてこないといけませんね。

 

次の日も晴れたので、Côte de Nuitsの畑をグラン・クリュ中心に回ってきました。

次回以降で書いていきたいと思います。

 

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ボーヌに到着。

フランス2日目は朝からブルゴーニュに移動しました。

 

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無事にボーヌに到着。

 

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馴染みのワイン屋に寄ったら、少し古いドーヴィサがあったので早速購入しました。

ブルゴーニュの値段が高くなったと言いましてもシャブリは他に比べたら安いですし、シャブリの大御所ラヴノーやドーヴィサは10年は寝かせないと本領を発揮しません。

10年熟成のドーヴィサなんて普通は買えませんから、まとめて購入しました。

 

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他も回りましたが、欲しいワインばかりです、、。

 

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小腹が空いたので、ブルゴーニュ時代に行った懐かしのロイヤルバーガー。

ハンバーガーですが下はピザ、ポテトまで中にインしたジャンキーな食べ物。美味しいとかより、とにかくお腹一杯になりますw

あまりテイクアウトの無いボーヌでは貴重なお店です。

とにかく懐かしい、、。

 

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少し街中を散歩してブルゴーニュ初日は終了。

次の日からは知人に自転車を借りて、コートドール(黄金の丘)を走り回りました。

 

今年もワイン回収。

フランス初日は自分の分でキープしてあるワインの回収に行ってきました。

 

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まさかのコシュデュリのシュヴァリエール'13。

少し高かったのですが、あまり日本ではお目にかかれないのでとりあえず購入しました。(日本の値段よりは遥かに安いです。)

 

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今年は赤も売ってくれたのですがコシュデュリはあまり本数が買えませんでした。

2014年は本当に入荷本数が少ないみたいです。

 

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足らない分はルーロを売ってくれるという事で補填。

むしろ味わい的には今はルーロの方が上だと思っているので嬉しかったです。

 

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次週にはルーミエとラヴノーの今年リリースのミレジム(2014年)が届く筈でしたがフランス滞在中に届かず。

お詫びでは無いですが13年のモンテドトネルを2本売って頂きました。

 

しかし、ブルゴーニュは値段が高くなりましたね、、。

 

初日のパリは1日中ワイン回収でした。

前半のパリはこの1日だけで、ブルゴーニュに移動しました。

次からはブルゴーニュの記事を書いていきます。

フランスに出発。

今年もフランス旅行に行ってきました。

今回は軽井沢の終わりと白馬の始まりの間という事で11月上旬に2週間だけ行ってきました。

 

日程的に厳しかったので、今回はパリとブルゴーニュのみです。

 

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アクシデントで今回はビジネスクラスにアップグレードして頂きました。

 

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広々のスペースに大きなテレビ。

今話題の「君の名は」や「シンゴジラ」、映画版「深夜食堂」などを観ながら時間を過ごしました。

 

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食事はフランスや日本で活躍されているトップシェフが監修。今回は山田チカラシェフのお料理を頂きました。

 

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こちらが前菜です。

 

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こちらはメインで自分はお肉を選びました。

 

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勿論、デザートも。

 

ビジネスクラスはオーストラリアにバックパッカーをする為に行く時に、オーバーブッキングでして頂いた以来です。

フランスまでの12時間、凄く快適に過ごさせて頂きました。

 

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大量の荷物も引き取って、この日のホテルに向かいます。

 

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日本を出たのが昼頃でパリ到着は夕方です。

空港のバス停でなかなか来ないバスを待っていましたが、さすがに陽が落ちるとパリも寒かったです、、。

 

次回から2週間のフランス旅行を書いていこうと思います。