フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

お国変われば。

先日、フライヤーの固めた廃油を捨てる指示を出したのですが、その作業でやたらとはしゃぐオーストラリア人とニュージーランド人。

 

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聞くと油を固めて捨てるのが初めてだそうで、ヌルヌルした感触が面白いとの事でした。

 

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ではオーストラリアではどうしているのかというと、廃油は建物の外にある大きな缶に貯めて、トラクターなどの燃料に再利用するとの事でした。
日本みたいに固めて捨てる事は無いそうです。
下手をしたらそのままトラクターに入れて使うみたいで、そのトラクターからは「フィッシュ&チップス」の香りがするそうです(そんな事をして壊れないのか⁇)

 

 自分は厨房で出た生ゴミを堆肥に変えて畑に還して食材を作り、収穫してまた厨房で使うという循環型レストランを考えていますが、使用した廃油を耕耘機などに使えるかもしれないというのは面白いです。

これは今迄の自分の考えにはありませんでした。

家庭で作る堆肥のマシーンのように、廃油をバイオディーゼル燃料に変える気軽な機械はないのでしょうか?

 

白馬にいるとたくさんの海外からのスタッフと働く事になりますし、そこから彼らの自国の生の情報を得られます。

意外と日本では当たり前の事が海外ではまた違う訳で、毎年異なるたくさんの外国人と生活していると何気に新しい発見があって面白いです。

もっと語学力を高めて、自分も彼らから色んな事を教わろうかと思います。

 

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