フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

白馬で誕生日。

先日、自分の誕生日がありました。

今年の冬は白馬で短期シェフをしていますが、予約数も少なかった事で外国人スタッフが上に意見してくれて休みを頂きました。久しぶりの休みです。
更にお店で誕生日特別メニューを頂けるとの事。

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いつも厨房で一緒に働くオーストラリア人のジェイクとドイツ人のジョナが作ってくれました。

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「2人ともこんな料理を作れるんだ⁉︎」と思えるほど、いつもとは違う2人の料理が食べれて面白かったです。

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サービス陣も含めてドイツ人、オーストラリア人、カナダ人、アメリカ人とこの冬だけの急造チームですが、こうした皆の気遣いに感謝です。

昔、20歳位の時に会社でケータリング部門に回されて不満な時期がありましたが、料理を運搬する事や大使館やVIPな食卓を経験できた事は今の出張料理に活きています。
意外と何が将来役に立つかなど分からない物です。
今の海外からのワーホリスタッフと一緒に働く事も近い将来、人材不足に悩む日本の飲食業界で必ず役に立つのかな、とも思います。
フランスでは日本人のワーホリ料理人が活躍していますから、来たい理由を作ってあげれば短期(軽井沢の繁忙期)なんかには一緒に働けるかもしれませんね。(意外と日本大好きで、働きながら日本人と話したい外国人が多い事に気付きました。)

遠回りはしていますが、こうした人と違う事を経験している事は他店との差別化に繋がり将来自分を助ける物と思います。
今年も「出過ぎた杭は打たれない」位の気持ちで突き抜けたいですね。
信州を代表するレストランを作る為にも、今年も面白そうな事は積極的にこなしたいと思います。

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