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フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

4年半の料理修行を終えて地元信州に帰ってきました。帰国後の出来事、感じたことをつらつら書いていきます。

軽井沢でハイクラスワイン比較試飲会。

週末は恒例の軽井沢ワイン会の出張料理をしてきました。


2日連続の初日は「比較試飲5ペア」でした。


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ブルゴーニュ白:

Chevalier Montrachet Les Domoiselles 2004(Louis Jadot)

Corton Charlemagne 1996(Louis Latour)


ブルゴーニュ赤:

Bonne-Mares 2004(Vogue)

Grands Echezeaux 2004(DRC)


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ボルドー赤:

Chateau Ausone 1982

Chateau Cos d'Estournel 1982


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ニューワールド:

Second Flight 2008(Screaming Eagle)

El Nido 2009(El Nido)


甘口:

Tokaj Aszu 6puttonyos1997(Szepsy)

Mr-K The Noble Man 2003(Sine Qua Non)


今回で5回目の軽井沢ワイン会ですが、第1〜3回のテーマが「ブルゴーニュの有名生産者」(G・ルーミエ、ヴォギュエ、メオ・カミュゼ)、第4回が「シャンパーニュ古酒」でしたので、かなり今までとワインの傾向が異なります、、。


ブルゴーニュ、ボルドーは説明の必要がありませんが、ニューワールド、甘口は自分自身も聞いた事が無いワイン(勉強不足でスイマセン、、。)だったので自分なりに調べました。


スクリーミング・イーグルはカリフォルニアのカルト・ワインの頂点。

ワイナリーの旧オーナーであったフィリップス女史が1986年に60エーカーの土地を買い、そこで栽培されていたリースリングカベルネ・ソーヴィニヨンに植え替えたのが始まりだそうです。

全米史上初のパーカーポイント100点が付けられた「ダラ・ヴァレ・マヤ」のワインを生み出し、「ワイン界のファースト・レディ」と称されるハイジ・バレット女史が醸造責任者を務めている事も特筆すべき点です。

メーリングリスト(顧客名簿)の顧客のみに販売されるという究極のコレクターズアイテム。

軽井沢ワイン会の講師を務めるソムリエOさんに聞いても、日本での顧客は片手(〜5人)もいないのでは?との事でした。

(主催者Yさんはもちろん顧客です、、。)

セカンド・フライトはそのセカンド・ワインですが、早飲みするのにはこちらの方が良いのかもしれないですね。


エル・ニドはスペイン、フミーリャのポテンシャルを世界に知らしめるグラン・ヴァンを作ろうとオーストラリアで醸造コンサルタントとしてグリーノッククイークやロックフォードを手掛けるクリス・リングランド、フミーリャの代表的生産者ミゲル・ヒル、アメリカでワイン輸入を行うホルヘ・オルドネーズが立ち上げたワイナリーです。

ファーストVTの2002年から世界的なワイン評価誌で高得点を叩き出し、最高峰スペインワインとして国内外問わず確立した存在になりました。


セプシ・イシュトヴァーンは1631年創業の家族経営の16代目当主です。初代セプシ・ラースロー・マーティー司教によってトカイの貴腐ワインの作り方が初めて記述された事が有名です。

セプシ・イシュトヴァーンの家系は上記伝承のセプシと関わりがあります。トカイ・ルネサンスとでも呼ぶべきトカイワインの復興に対する彼の貢献は大変な物で、「高貴な天然の甘口ワイン」という名声は彼に負うところが大きいそうです。


全米唯一にして世界最高「8度」もパーカーポイント100点を獲得したカリフォルニアのカルトワイン「シン・クア・ノン」。

サンタバーバラの近郊、ヴェンチュラに位置する小さなワイナリー。オーナー兼ワインメーカーであるオーストラリア生まれのマンフレッド・クランクル氏が94年に始めたガレージ・ワイナリーだそうです。

「同じ物を2度造らない。」という一風変わったスタイルから極一部の作品を除いては使用葡萄、ブレンド、ボトルデザイン、ラベルデザイン、ネーミングから全てを毎年変更。

「Mk-K」は唯一例外的に通年化されているワインですが、アイスマン、ノーブルマン、ストローマンの3種が存在してラベルのKの文字がそれぞれ水色、オレンジ、黄色となっています。

ストローマンはマルサンヌ種からのデザートワイン、その他はセミヨン種の極甘口です。

このシン・クア・ノンもスクリーミング・イーグル同様、メーリングリスト(顧客名簿)を通じてのみの販売となり、究極のカルトワインの1つです。


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調べれば調べるほど貴重なワインを試飲させて頂いたのだと、主催者に只々感謝です。

毎回、ワイン会のワインリストが届く度に「自分でいいのか⁇」と「こんな凄いワインに何を合わせようか⁇」と頭が痛いんですけどね。


次回は料理を書いていきたいと思います。


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