フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

ムルソーで食事会。

(話がずいぶん前後しますが、、。)ムルソーのS夫妻宅でヴィニュロンが集まった食事会に参加してきました。

 

皆がワインを持ち寄りなので、出るは出るはで11本、、。

 

その中でも気になったワインがこれ。


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「Riesling Henlin Hill 2002」(Petaluma)

 

何故かこのムルソーの場にオーストラリアのワイン。

実はこのペタルマ、僕が昔バックパッカーでオーストラリアを旅していた時に訪問した思い出深いドメーヌです。

アデレードからバロッサ・バレーを回る旅。

当時、バロッサ・バレーで特に有名なドメーヌは、オーストラリアで広く栽培されるブドウ品種シラー(オーストラリアではシラーズ)を一躍有名にしたワイン「Grange」(グランジ)を造る「Penfolds」(ペンフォールド)でしたので、そこを中心に回りました。

ペンフォールドでの試飲はそれほど印象に残っていないのですが、ペタルマは印象に残っているんですよね、、。何を飲んだかとかではなくて(もちろん、美味しかったのですが)、英語もまともに話せない日本人を相手に親切、丁寧に対応してくれた事を覚えています。

しかもそれが同じ2002年ですから、驚きですよね!!

あの暑かったオーストラリアを思いながら飲ませていただきました。何だかこのワインを持ってきてくれた方に感謝しないと、、。

 

フランス人がこれだけ集まればワインも足らなくなる、、という事で、マダムが出してくれたのがこれ。


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「Ratafia de Champagne」(Egly-Ouriet)

 

エグリ・ウーリエのラタフィアは正直初めて。ご馳走様でした!!

 

日付変わって、実はその日が僕の誕生日でした。

皆さんにフランス式のお祝いまでして頂いて、すごく楽しいムルソー食事会でした。


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(食事会の写真がないので、1枚だけ。フランス人、オーストラリア人、イケメンです、、。)