フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

世界の食事の傾向。

毎日のオーダーを見ながら、世界の食の傾向の移り変わりが凄いと感じます。

 

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毎年集まるウチの外国人スタッフはおよそ15人くらい。
今シーズンはイギリス、フランス、オーストラリア、ニュージーランド、ドイツなど。
これだけの数が集まると必ず、ヴィーガンベジタリアングルテンフリー、アレルギー持ち、いずれかのスタッフが含まれます。(賄いが大変。)
ここで働き始めた頃のベジタリアンは「動物を殺すのが可哀想だから♡」くらいの子が多かった気がしますが、今では自然環境に配慮した子達が多いです。
今シーズンのベジタリアンで「私は畜産の肉は食べないけど、自然のジビエ肉は食べる」は初めてでしたね。

 

白馬の毎年の傾向では10人集まれば1人はベジタリアンがいるくらいの感覚です。
世界の飲食チェーン数トップはマクドナルドと思いきや意外にもサブウェイです。(野菜の選択肢があるから?)
ベジタリアンはいても肉、魚限定はいないので、高原野菜のイメージが強い信州の強みと合致しますね。


県内におけるインバウンド飲食ビジネスでは世界の傾向を捉える事も重要だと思いますが、SDGs自然環境に配慮した持続可能で安全な野菜食がこれからは面白い気がします。

 

(ちなみに自分もヴィーガン食を作りましたが普通に肉や乳製品を使った方が美味しいと思うので、自分が美味しいと思うコース料理なら野菜中心、最後に少しお肉のイメージです。)