フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

静かにワインで誕生日。

先日、白馬で42歳の誕生日を迎えました。

 

その数日前には報道による心配のメールも沢山頂きましたが、個人的には元気です。(厄年、全開。。)
いつもならホテルスタッフにも祝って貰っていましたが、コロナ禍なので今年はやらないように言ってありました。
その代わりに普段は開けないワインを蔵から出して開けました。

 

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大好きなローズドジャンヌのオートランブレ。

こんな状況でもシャンパンくらいは飲みたいですし、赤ワインも自分の人生を振り返る様な同い年の物を。

 

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ボーヌで購入していたほぼ蔵出しのサントネー1er cru'79。

 

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’79はそれ程良年でも無いので、よく就職氷河期組やロスジェネなんて言われる世代の自分と重ねて飲むつもりでした。

飲む前は「既に枯れてんじゃん(笑)」位に自虐的に飲むつもりでしたが、予想に反して素晴らしい香り、味わいでした。

 

こんな素敵な同い年のワインに「まだまだ元気!人生これから!!」と励まされた気分です。

日頃から開けるワインでは無いですから、静かにゆっくりワインを楽しむ誕生日も悪く無いとも思いました。

 

どちらかと言うと出張料理をしている性質上、あまりコロナの影響は1年トータルで言えば無かったと思います。

しかし昨年に続き難しい1年になりそうですから、臨機応変に今迄通りにコツコツと自分を地域で活かす仕事を進めていけたらと思います。