フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

明けましておめでとうございます!'2021

明けましておめでとうございます!
本年も宜しくお願い致します‼︎

 

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晦日に続いて新年も朝から大忙しで今日(8日)までずっと突っ走ってきました、、。

 

昨年は出張料理をしている事から「凄く需要があったんじゃない?」と聞かれますが、4〜7月までは殆どがキャンセルで大変でした。
別荘の方々は軽井沢に居ても、ゲストが東京から来れなかったり大人数のイベントだった為です。
そんな中でもいつも依頼下さるお客様に支えられましたし、7月の連休からは休む間が無い程ご予約を頂けました。
本当にありがとうございました。

 

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今は白馬のいつものホテルに移動して、年末年始を終えました。

年始を終えて意外と静かな白馬ですが、ウチのレストランはずっと大盛況でした。
コロナ禍前から積み上げてきた物が地力として出てるな、と思います。

 

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カレー用の肉も使い果たして、肉業者さんが動き出した初日に大量購入。

掃除して筋もしっかり火入れして使います。

 

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大人から子供まで食べれる中間的な味わいを目指したボロネーゼ。

 

色々合わせて初日だけで100kg級の肉を仕込む。

業者さんにも「こんなに買うのはマリレンさんだけ。」と言われます(笑

 

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中野界隈の根菜類を沢山仕入れて仕込んだピクルスも今が良い浸かり具合。

新規の料理人にも「こんなにゲレ食を一から作っていると思わなかった。」と言われます。

 

フランス料理人としてミシュランの星なんかを目指す生き方もあると思いますが、自分はもっと地元に必要とされる料理人になりたいとは思っています。
nomaのシェフが給食監修するみたいな、今迄の経験を人の役に活かしていきたい。
コロナ禍で地方に元気が無いと言っても、長野には人を呼べる立派なリゾートがあります。
今迄の白馬には決定的に美味しい食事が足らなかったと思いますが、少しずつ改善出来ていると思います。
日本人向けの発信が弱いんですけど、意外と外国人コミュでは浸透しているんですよ。

(外国人のbooking.comなんかの嬉しいコメントばかりです。。)

今日まで6泊された東京在住の外国人のお客様はお子さんが「帰りたく無い‼︎」と泣き出して大変でした。

そんなに気に入って頂けて、こちらとしては嬉しいんですけど。

 

東京やフランスで修業して今は白馬でとなると都落ちみたいにも見られるんですけど、自分の名誉の為ばかりでは無くて誰かの役に立つような料理を作り続けていけたらとは思います。

コロナ禍でも食が無くなる訳では無いですから生計は立つかと。

 

今シーズンも3月一杯は白馬で4月は畑仕事、出張料理の再開はGWからを予定しております。
今年は更に畑仕事に力を入れたいですね。
まだこの先もどうなるか分かりませんが、こんなご時世だからこそ食で皆様に楽しんで頂けるように頑張れたらと思います‼︎

 

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