フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

蜂の子を採取。

近所の大工さんと朝から地蜂の巣を採ってきました。

 

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害虫駆除では無く、長野県の珍味「蜂の子」を食べる為です。

 

この時期は飛んでいる蜂を見つけては巣穴を探して回り、人に見つからないように採るのが地域の恒例行事。

こちらは地面の中に巣を作る地蜂。

 

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穴に煙幕を突っ込んで気絶させ、動きが遅いうちに掘り出して撤去します。

周りに飛んでいますが帰ってくる蜂は攻撃しません。

巣から飛び立つ蜂は刺してきます。(こちらは気絶中)

 

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こちらは掘り出す前の状態。

 

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輪っか状の物が層になっているので、それぞれに分解。

 

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気絶している成虫だけを起きる前に外で払って、後からピンセットで取り出します。

成虫も起きた頃には巣は何処えやら。


かなり奥にあったので巣を見つけるのに時間がかかり、気絶した蜂が起き始めて少し危なかったのですが、無事に今シーズン最初の巣が採れました。

 

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取り出した蜂の子は醤油ベースで煮て完成。

長野の珍味、出張料理でご希望があればお持ち致します(笑