フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

暖冬にウィルス。

今日はオーストラリア・デーという事でスタッフも仕事が終わると飲みに繰り出しました。

 

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今シーズンの白馬は暖冬なのでしょうがないのですが、1月にこんなに静かな週末ランチは初めてでした。

 

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ゲレンデサイドのホテルでこれだけ雪が無ければ当然は当然ですが、、。

 

(ここが日当たりが極端に良く、他のゲレンデは下からでも大丈夫ですし中腹から上は問題無く滑れます。)

 

 

ランチは日本人中心なのでこの状況ですが、夜は外国人中心なので意外と席が埋まります。

外国人の方々は航空券から旅程まで色々決めて来られるので、余程の事がない限りはキャンセルが無いからです。
ウォーク・インの考えられない立地で宣伝もあまりしていないのに毎晩席が埋まるんですから、5年で随分と料理の評判も定着したなと思います。

 

日本人向けの民宿やホテルの予約状況は壊滅的でしょうし、中国系のニューイヤーの団体を見込んだ宿も新型コロナウィルスの影響でキャンセルが続出しているとか。
暖冬にウィルスは更に追い討ちですが、ヨーロッパ系の強いウチの宿泊状況はキャンセルも殆ど無く他よりはまだ良い方で推移しています。
逆にこんな状態だからこそ良いサービスを心掛けて来シーズンに繋げたいと思いますし、実際に今シーズンに泊まった方々のトリップアドバイザーなんかの評価は良いらしい。

コメントには「雪は無かったけど家族になったように最高の時間を過ごせたから、来シーズンに雪のある白馬に来るのが楽しみ。」と多くの方々が書かれているそうです。

 

ピンチはチャンス。

 

こんな時だからこそホテルやレストランの姿勢が試されている気がしますし、ここでしっかりサービス出来ればもっと沢山の方々が来シーズンは白馬に戻られると思います。

天気予報も雪マークの無い日が続きますが、気を抜かずに頑張れたらと思います。