フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

シャトーメルシャン・桔梗ヶ原ワイナリーを訪問。

シャトーメルシャンの桔梗ヶ原ワイナリー見学に行ってきました。

 

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この週は平日ケータリングで、年何回かある桔梗ヶ原ワイナリーの公開日と週末の日程が合ったので行ってきました。

 

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HPでワイナリーツアーは要予約(7月まで予約完売)と書いてありましたが、ワイナリー長では無く予約の必要が無い一般スタッフとのショートツアーがありました。

 

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こちらは収穫した葡萄などの搬入口。

 

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見学はこちらから。

 

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日本のワイン法改正に伴い、こちらの葡萄を山梨で仕込んでも「桔梗ヶ原メルロー」を名乗れず、「桔梗ヶ原産メルロー使用、山梨ワイン」になってしまうそうです。

昨年出来たワイナリーですが、以前からワイン生産のあったこちらの施設を使用したので昔の趣が残っています。

こうした背景もあり純粋な見学目的の施設では無いので、年何回かの公開なんですね。


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設備は半地下になります。

 

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設備はやはり資本のある企業は違うな、といった印象。

 

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隣では樽の貯蔵庫を見学。


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こちらは昔、実際に使われていた樽で見学用ですが、こちら以外にもあって販売もされています。

 

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昔はこの穴から中に入って洗浄したそうですが「入れるの?」というくらい狭い。

スタッフの女性は難なく入っていましたが、男性でも入れるサイズだそうです。


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こちらは実際に中身も入っている樽の貯蔵庫。

扉一枚の向こうで、一定の温度で貯蔵されています。


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見ましたが、樽も色々な種類が使われていました。

 

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見学を終えたら試飲スペースへ。

 

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この日の有料試飲のシークレットワインは

 

桔梗ヶ原メルローシグナチャー'09

桔梗ヶ原メルロー'98

長野メルロー'98

 

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この時期の日本ワインには海外からの濃縮葡萄ジュースで仕込まれたワインが多々ありますが、こちらは今で言う純粋な「日本ワイン」

逆に純粋な日本ワインで90年代だと枯れていそうですが、そこは流石のメルシャンクオリティですよね。

先日、小布施ワイナリーのピノ'02を飲みましたが、この時分は濃いワインを造る傾向があったみたいです。

 

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見学を終えて帰ろうとすると、駐車場で交通整理をされていたワイナリー長の勝野さんとお話出来ました。

この日はワイン好きなら松本(信州ワインサミット、県内のワインイベントでは最大級で、かなりのレアワインまで試飲出来ます。)でしょうし、あまり混んでいなかったので長々とお話が出来ました。

 

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長野ではなく何となく山梨のワイナリーのイメージだったのと、小さなワイナリーばかりを扱う自分としては大きなワイナリーは避けていました。

ところが昨年にこちら(塩尻市)と今年は椀子(上田市)にワイナリーが出来て信州色も強くなります。

大きな歴史ある企業で無いと造れないワインもあるでしょうから、もう少し勉強しないといけませんね。

 

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