フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

Domaine Bonneau du Martrayを訪問。

毎年、お世話になっているボーヌ「ビソウ」さんのドメーヌ訪問に同行させて頂きました。

 

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初日の1軒目は「Domaine Bonneau Du Martray(ボノー・デュ・マルトレイ)」

 

コルトンに11ha(白9ha、赤2ha)のグラン・クリュ畑しか持たない、この地を代表する造り手です。

 

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コルトン・シャルルマーニュは'04、'05、'16。

コルトンは'16を試飲しました。

 

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04からビオに移行という事で、'16とは大分傾向が違いますね。

グラン・クリュで長熟で知られるコルトン・シャルルマーニュですが、むしろ'16の方が好印象でした。

個人的には赤のコルトンが好きです。

天候不順で収量激減の年ではありますが、出来上がったワインは素晴らしいですね。

 

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畑の特徴についても色々と説明してくださいました。

 

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2017年にカリフォルニアのカルトワイン「スクリーミングイーグル」に買収された事でどのように変わっていくか、、。(それでも変わらないか?)


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後日、補足で書きますが、何処のドメーヌでも目にしたアンフォラ。

古代ローマ時代に貯蔵、熟成、運搬などに使われた陶器の壺です。

写真は撮らなかったのですが、この大手ドメーヌでも大きな壺がチラホラ。

 

どうもフランス時代からあまり当たりを引かなかったですし、そもそもコルトン・シャルルマーニュはいつ開けて良いやら分からないワインの印象で避けていました。

今は案外面白いかもしれないです。

 

最近は買収や相続で形の変わるドメーヌが多いですから、コルトンの雄のこれからの変化に注目ですね。