フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

伊澤さんの畑で葡萄収穫。

先日、立科町の伊澤さんの畑にソーヴィニョン・ブランの収穫に行ってきました。

 

f:id:monsieur0204:20180924214842j:image

 

これまで好調だった天候もここに来て毎日の雨マーク。

生産者としてはどこで収穫するか悩みどころですね、、。

 

f:id:monsieur0204:20180924213243j:image

 

糖度がしっかり上がった収穫前に雨に降られて病果も出始めていました。

委託醸造をお願いしているワイナリーでの仕込み予定日もあるので、この日は雨の日決行で東京や地元のボランティアの方々と収穫しました。

 

f:id:monsieur0204:20180924213504j:image

 

収穫された葡萄を同時に選果していきます。

病気の粒を健全な粒を傷付けないように丁寧に取り除きました。

大きなワイナリーなら徐梗機に入れてバラバラになってベルトコンベアーを流れてくる粒を選別していくと思いますが、こちらでは一房ずつ丁寧に選果します。

 

自分は仕事の都合上1日しか行けませんでしたが、少しはお役に立てて良かったです。

昔は稲刈りなどは地域総出でやったと思うのですが、葡萄の収穫もとても人手の要る作業ですから田舎の助け合いの精神は大切にしたいですね。

 

生産者と実際に話せるのも楽しいですし、自分の仕事の糧にもなります。

他国の見た事もない畑のワインを現地スタッフが記事にした物を丸暗記で覚えたセールストークよりは、実際に見て参加したワインを自分の言葉でお客様にサービスしたいと思っています。

FBを通して見ても、ブルゴーニュの知人、友人も収穫に積極的に参加しています。

東信地域もこれだけ近くにワイナリーがある訳ですから、出来る限りこうした人手が必要な時には参加して自分の仕事にも活かしていきたいと思います。

 

自分も参加したこの葡萄がどんなワインになるか、これから楽しみです!