フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

コゴミ摘んでお浸し。

この時期の食卓のお浸しは専らコゴミとほうれん草。

ウチの山に自宅で食べるコゴミを採りに行ってきました。

 

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この佐久地域は他の土地と比べると1カ月季節が遅い感覚があります。

他の地域が終わりでも、まだこの時期でも柔らかいコゴミがたくさん採れます。

 

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よく直売所にあるようなコゴミはかなり固めだと思います。

固いので天ぷらなどには良いかもしれません。

柔らかい物はお浸しにすると適当なヌメリもあって美味しいです。

 

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30分もかからないでスーパーの買い物袋に一杯です。

近所にもお裾分け。

 

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一昔前は今ほど花山椒も騒がれていなかったと思います。

おそらく滋賀の「比良山荘」さんや「徳山鮓」さんの影響だと思います。

最近のこの時期の食べ歩き好きの知り合いのFB投稿はこの花山椒ばかりでしたからね、、。

 

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自分もあまり意識して探していなかったのですが、離れのウチの山で山ほど採れる事が分かりました。

 

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おそらくここまでの山奥には誰も入ってこないのかもしれません。

この地域は年寄りばかりですからね、、。

少し探すと立派な山椒の木が至る所にありました。

 

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時間があれば山に入るようにしていますが、この時期の花山椒の場所は必要分確保出来るくらいは把握出来ました。

山登りも好きなのですが、山歩きで帰る頃には夕飯の材料が揃っているというのも一石二鳥で良いですね。

 

まだまだ勉強不足で自分が100%間違えないで摘める山菜や野草の幅は小さいので、もっと理解を深めて更にその場所を把握していきたいですね。

 

意外とこの時期のこの地域の食材は山菜とハウス物の野菜で幅がありません。

GWくらいまではフレンチの技術を活かした今の食材(クレソン、芹、花山椒、山葵)にお肉でシャブシャブくらいが無理なく美味しい気がしてきました。

手を加え過ぎて残念な料理を作るよりは、自分がちゃんと美味しいと思える料理を考えていけたらと思います。