フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

仕事後に熟成ガメイ。

土曜日の夜営業後に昔馴染みのレストランに遊びに行ってきました。

 

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自分が来たからとシェフが最初に開けてくれたのがムーランナヴァン'71。

 

ここまで熟成したガメイを始めて飲みましたが、香りも味わいも素晴らしいです。

これで40、50ユーロだとか。

以前に100年近く前のラトゥールやスペインのウニコなんかを頂きましたが、ラトゥールは最初の数分を楽しめたのに対してウニコはまだ10年は寝かせられるようなクオリティ。

勿論、年の違いやボトル差もあるかと思いますが、ガメイのような品種は寝かせても凄いポテンシャルがあるような気がします。

長野の生産者で造ってくれないでしょうか、、。

 

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もう1本はドニ・モルテ'04を開けてくれました。

10年以上も前の村名ですが、香りが素晴らしく官能的。。
「週末営業後だからサクッと飲んで」的なワインという事でしたが、2本ともエロさ全開の素晴らしいワインでした。


今回の2本は色調や香りから凄く熟成や保存状態の良い事が分かりますし、逆にこんな状態のフランスワインを日本で飲むのは難しいかな、と。

元々はシェフにワインを教えて頂いたのですが、今回もこの2本から凄く色々な事が学べました。
シェフも意図してこの2本を開けてくれたのだと思います。

 

来年は休日にあの頃のスタッフを集めて飲もう、という事なので、来年を楽しみにもっと自分も勉強したいと思います。

 

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