フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

今年もL'inconnuで食事。

パリ2日目はいつも自分のイベントに来てくださるIさんと今回はパリで合流して、Passage53時代からの友人、檜垣シェフの「L'inconnu(ランコニュ)」に行ってきました。

 

料理とワインを何品か。

 

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アミューズ後は追加で頂けるキャビアカッペリーニからスタートしました。

普段はあまり頼まないキャビアですが、素材にこだわる檜垣シェフですから安心して頼めます。

コースの最初から悶絶の美味さです。

 

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ワインですが、白はルイ・カリヨンのピュリニー'07。

昨年はイタリアワインのみのリストでしたが、いよいよ檜垣シェフ秘蔵のフランスワインもオンリストです。

今回は赤をメインにしようと考えていたので村名にしましたが、先代のルイ・カリヨンのワインは村名でも充分なポテンシャルで'07は素晴らしかったです。

 

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魚は的鯛、メインは青首鴨ですが、この日の夜は体調不良だったので檜垣シェフには申し訳無かったのですが小ポーションにして頂きました。

勿論、Passage53で長くスーシェフを務められた檜垣シェフですから、火入れは完璧です。

凄く美味しかったのですが、体調が付いてこなかったのが悔しい。。

 

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赤はイタリアのガヤのバルバレスコ'10にしました。

ご一緒したIさんの思い出のワインという事で迷わずオーダー。

おそらく檜垣シェフとは好みも似ていると思うのですが、自分の料理に合わせるワインはブルゴーニュのような繊細で綺麗なワインを好むと思います。

リストでも沢山のガヤのワインがありましたから、檜垣シェフとしても思い入れの強いワインなんでしょうね。

 

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ランコニュではメインの後にパスタをオーダーしてお腹の具合を調整します。

お腹の具合で小ポーションでも大ポーションでも頼めます。

今回は追加料金をお支払いして、この時期最高の白トリュフのタヤリンを頼みました。

白トリュフにガヤのバルバレスコも最高ですよね。

 

体調不良で量を少なめにして頂いたおかげで、デザートまで美味しく事が出来ました。

フランスは慣れた旅行ですが、慣れているだけに詰め込み過ぎの日程は反省です。

 

今回の食事は思いがけずIさんとパリ日程が合ってお食事をご一緒させて頂きましたが、とても良い思い出になって良かったです。

 

Iさん、ありがとうございました!

檜垣シェフ、ご馳走様でした‼︎

 

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