ざんざ亭コラボの打ち合わせ。
9月30日、10月1日に行われる伊那の鹿ジビエと山師料理の宿「ざんざ亭」コラボの打ち合わせに行ってきました。
近所の温泉に入って、伊那の定食屋さんで腹ごしらえした後は、宿に戻って軽く囲炉裏でハムやソーセージを炙りながら打ち合わせ。
ちなみに定食屋さんの料理は伊那の名物料理のローメンとソースカツ丼です。
ローメンは蒸した中華そばに野菜などを合わせて半スープで食べる地元料理ですが、こちらは考案された当初のマトンとマトンの臭みが苦手な方用に豚肉と選べます。
この日はマトンに胡麻油やお酢を加えて頂きました。
ざんざ亭の夜メニューでは締めに鹿ローメンが食べれます。
打ち合わせ中のお摘みはカラスのハムや鹿ソーセージ。
カラスというと都心の朝に生ゴミを漁る様子やお墓などにいる不気味なイメージがあります。
カラスも前述のハシブトガラスとハシボソガラスがあるそうで、ハシボソガラスは木の実や穀物が主食という事で美味しいそうです。
こちらはそのハシボソガラスが作られたハムです。
(FBに書いて反応を見てみましたが、それでもイメージ的にはあまり評判が良いとは言えませんが、、。)
合わせたワインは自分の持ち込みの立科、伊澤さんの初ヴィンテージのソーヴィニョン・ブランと豊田「アズッカ・エ・アズッコ」須崎さんのピノ・ネーロです。
事前に採ってあったアカヤマドリ茸は割いて囲炉裏で焼いていたのですが焼き切れずに結局フライパンで炒めました。
一泊、ざんざ亭で過ごして、次の日は店主、長谷部さんと山にキノコ採りに行きました。
こちらはざんざ亭近くの小さな饅頭屋さん。
お土産に餡ドーナツを購入しました。
山に行く前に近所の以前に行われた映画の撮影場所を見てきました。
90分ワンカット、撮りっぱなしの只々出演のお2人が山を下りる映画です。
山下りの間、ずっと台詞ややり取りがあるのですが、90分通してそれを続ける中井貴一さんと鈴木京香さんが凄過ぎる、、。
(それを山を下りながら90分撮り続けるカメラマンの方も凄い、、。)
ワンカットなので何処から山に入って、どのコースで下りたのか検討がつくのですが、こちらは映画の後半に熊に襲われて逃げ込む山小屋です。
こちらを楽しむ為に、前夜に映画を観て皆で予習をしていました。
映画内では猿酒などの演出があるのですが、こちらの山小屋も撮影班の方々が作られたそうです。
昔からあったようなリアル感です、、。
映画の終わりに現われる川ですが、こちらの川には手頃な石がたくさんありました。
赤くて綺麗な石を発見。
太陽の熱で適度に暖かく、アミューズなんかを盛るのには良いかもしれませんね。
こちらはたまたまお昼を頂いた近所の食事処で話題になって急遽見学に行ったホロホロ鶏の養鶏場です。
卵を産む間は出荷しないそうなので、購入は今冬になりそうです。
いよいよ山に行ってキノコ採りを開始。
こちらはアンズ茸。
フランスではジロールと言い、この時期のマルシェにはたくさんケースに入って並びます。
こちらは前日、囲炉裏でも焼いたアカヤマドリ茸です。
夏キノコは虫に食べられている事が多いのですが、こちらは乾燥しているせいか良い状態でした。
こちらはタマゴ茸です。
イメージするタマゴ茸はもう少し丸い感じですが、これは傘が開いた状態です。
しばらく雨が降っていないそうなので、山の土は乾燥してカラカラでした。
雨が降ればまたキノコも出てくるのでしょうが、この日はなかなか採れませんでした、、。
帰りは茅野から麦草峠を使って帰りました。
帰り道の脇には普通にこれだけの鹿がいます。
害獣問題が深刻なのも、これだけ普通に見れると分かりますね、、。
コラボの打ち合わせで伊那に行ったつもりでしたが、自分が食事に温泉にキノコ採りにと伊那を満喫してしまいました。(笑)