フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

サルキッチンで食事。

先日の東京遠征の夜は以前から気になっていた東中野「サルキッチン」さんに伺いました。

 

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小さな路地の先にあるこじんまりとしたフレンチレストランです。

 

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メインはスコットランド産の雷鳥

ここから羽を毟って仕上げていくそうです。

 

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ワインは雷鳥に合わせてJacky TruchotのMorey-St-Denis V.V '05。

以前からトルショーは飲んでみたかったんです。リストに手頃な値段であって感激。

開くのに時間がかかりましたが、開くワインの時間に合わせたゆっくりした食事もイイですね。

 

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アミューズはキノコたっぷりのジュレです。

信州でもキノコ料理はたくさん作りますが、やはりこの時期のキノコは美味しいですね。

 

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前菜はヒラメのタルタルに上にはツルムラサキときゅうり。

ツルムラサキを細かく刻んでこうして魚と合わせるのもアリですね。地元の岩魚などと合わせてみたくなりました。

 

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スープはビスクです。

 

攻殻系のスープにルイユを付けたクルトンを浮かべながら食べました。

長野で攻殻系の料理を作らないので、やはり美味しいですよね。

ザリガニや沢蟹、川エビなんかで作りたい。

 

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魚はカサゴです。

食べれない部分はサービスの方のお話通りに手で取って食べました。食べ方に拘らず、美味しく頂けました。

 

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待ちに待った雷鳥です。

この辺りでやっとワインも開いてくれました。

ジビエにワイン。これがフレンチですよね。

 

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盛り込みは華やかでは無いけど、どのお皿も丁寧に作られていました。
食事後も料理に随所に拘りを見せるシェフと色々と話し込んでしまいました。

 

こじんまりした雰囲気で食事も美味しいですし、ワインの値段も良心的。
凄く素敵なレストランでした‼︎