繁忙期の出張料理。
久しぶりに軽井沢の別荘に出張料理に行ってきました。
まだ軽井沢は忙しい時期なので基本的にはお断りしておりますが、4月の段階で予約を頂いていたので今回は特別に行いました。
トウモロコシのババロアとスープ。
トウモロコシは毎年、新しい品種が誕生するくらい品種改良の盛んな品目です。
今回の品種は「めぐみ」です。
朝採りを鮮度が落ちないうちに加工します。
甘い印象が強いのでコーヒーの泡の苦味を添えて味わいを調整しました。
横には蕎麦粉のクレープで巻いた信州サーモンのタルタル。
生ハムメロンがあるので、ウチの果樹園の完熟した貴陽と生ハムを合わせて一品にしました。
佐久穂町、八千穂漁業さんの大岩魚のマリネと夏野菜、フルーツ各種。
毎回、美味しいパーツだけ集めてその場の感覚で仕上げます。
完熟トマトにきゅうり、今回はゴールドフィンガーという珍しい葡萄も手に入ったので添えてみました。
今回の台風で自作の花類も打撃を受けたので、この辺りで花が鮮やかなお皿もお終いで秋仕様になっていきます。
人参のポタージュ。
その場でお聞きして冷たいか熱いかを決めました。
今回は温かいポタージュでお出ししました。
食感で自作のカラフル人参を乾燥させたチップスを添えて、仕上げに少しノアゼットオイルを垂らしました。
メインはいつもの中野産の豚肉です。
低温でじっくりと焼きました。
家主の方がサマートリュフを準備してくださったので、メインは内容を変更してシンプルに仕立てました。
最後にトリュフオイルを少しだけかけました。
いつも来るこちらの別荘もそうですが、小さなお子様のいる家庭の出張料理は大変喜んで頂けます。
食材の準備や仕込みも繁忙期で大変でしたが、今回も喜んで頂けたようで良かったです!