フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

夏の天然キノコ採り。

山の先生に連れられて夏の天然キノコ採りに行ってきました。

 

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朝4時半起きで現場まで行き先生と合流。

先生の後を追いながら初物のセップ茸にハナビラ茸、チチ茸、キンチャヤマイグチ茸などを採りました。

 

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日本のセップ茸(ヤマドリダケモドキ)です。

最初の写真も同様です。

日本で実際に山で採るのは初めてで興奮。

 

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こちらはハナビラ茸。

美味しいそうですが、うっかり帰りに先生から頂くのを忘れてしまいました、、。

 

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こちらはチチ茸。

 

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人の手や人工物が触ると白い汁がたくさん出てきます。

舐めると甘いです。

持参のカゴにも山のシダなどを敷いて、緩衝材用とカゴ(人工物)に直接触れないようにします。

こうした採った後の注意点も知らなかったので勉強になりました。

 

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こちらも今回の目的のキノコであるキンチャヤマイグチ。

 

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天然のキノコがどれも美味しいという事は無いのですが、こちらのキノコはとても美味しいです。

 

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途中、大雨に見舞われましたが、この時期としては大満足の結果ですね。

 

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帰りに野草や野生の実なども教わりました。

こちらは野生のアスパラ(シオデ)の脇芽とゴマナ。

 ゴマナは香りが良くて天ぷらなどに良いそうですが、他の使い道も考えたいですね、、。 

 

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こちらの実はキブシ。

 

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こちらはウワミズザクラ。

 

塩漬けにしたりお酒の漬けてみたり。

ケッパーの代わりに使用できたり、ほんのり杏の味わいを生かした果実酒になったりと色々です。

先生のお話を1日中聞いていましたが、本当に知らない事だらけです、、。

 

先生の行動範囲だけでもビックリする位の天然キノコや野草の種類があるそうです。
そして、こうした食材を使いこなせれば魅力ある地元料理になると思います。

地元に素晴らしい料理があれば他方からお客様が呼べます。

地元にお金が落ちれば、それが地域活性化のきっかけになると思います。
先生曰く、現状では地元に需要が無く、都市圏に送る事が多いそうなので、地元で調理して他所からお客を呼べる流れにしないといけませんね。

それにはまだまだ自分自信が時も地元食材に無知で勉強不足だという事をこの日で痛感、、。
時間があれば先生に教わりながら、地元食材を使いこなせるように山に行こうかと思います‼︎

 

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(ちなみにセップ茸に見えるこの写真は毒キノコだそうです。しっかり勉強しないといけませんね。)