フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

軽井沢でブルゴーニュ白'04ワイン会(その3)

前回の続きです。


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メダイ、ウルイの蒸煮、野蒜、レモングラスの泡


良いメダイが手に入ったので魚料理に使用しました。身を焼くか皮目を焼くか迷いましたが、その辺りはオーブンの使用状況で決めましたが、イマイチでしたね。自分が思ったようにはいきませんでした。

問題無く美味しかったみたいなので書く事でも無いのですが、納得いきませんね、、。


下はウルイを刻んで少量のバターと蒸し煮にしました。イメージ的にはアンディーヴでしたが、初めてこのような使い方をしましたが上手くいきました。


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横には裏庭の野蒜。
泡はメダイのフュメにパリで購入したボルディエバターのレモンタイム風味をと牛乳で泡立てました。
盛り付けもイマイチでしたね、、反省です。

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中野産SPFポーク、中野産ホワイトアスパラ、半熟玉子、黒アワビ


中野産の無菌豚を低温ローストしました。

付け合わせは同じく中野産のホワイトアスパラと黒アワビ茸。

参加者の皆さんから「ワイン好きだから作れる料理」とワインとの相性も抜群だったようで褒めて頂きました。


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当日はランチなのですが、出張に出掛ける途中でパン屋さんに寄って焼きたてのパンを購入。急いで軽井沢の別荘に到着して搬入、準備で11時過ぎ。

前日仕込めば良い物も出来るだけ良い状態でお出ししたいので当日仕込みや現場調理になる為に毎回バタバタです。

今回はアクシデントもあり、正直1人で10人分の盛り付けもイマイチで申し訳無く思っています。

「段取りはともかく、今回も凄く美味しかった。」と主催者の方からはお褒めのお言葉を頂きましたが、自分的には納得いかない回になってしまいましたね。

もっと出来たと思います。

参加者の皆さんに残念さが伝わらなかったのが幸いと思い、次回はこの反省を活かして更に喜んで頂ける料理、演出を考えたいと思います。


しかし、今回のワインも美味しくて勉強になりました。。


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