フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

金沢21世紀美術館を見学。

金沢旅行2日目は以前から行ってみたかった「金沢21世紀美術館」へ行ってきました‼︎


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建物は妹島和代+西沢立衛/SANAAの設計です。


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開放感のある素敵な建物です。
ちょうど降り積もった雪景色が綺麗でした。

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こちらは建物の中央にあるレアンドロ・エルリッヒ作「スイミングプール」

(陽が落ちてから撮ったので暗いです、、。)

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上から下を覗くと人の姿が見えます。
実際は透明なガラス板の上に深さ約10cmの水を張ったプールです。

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別通路で下に行けます。
こちらからは覗き込む人が見えるわけです。

他にもこうした恒久展示品がたくさんあります。

パリや東京にいる時とは違い、こうした美術、芸術に触れる機会は長野では少ない訳ですから(自然が織りなす造形美には触れられますが、、。)こうした機会は大切にしたいものです。


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現在、開催されている有料展示は「3.11以後の建築」でした。


3.11以降の建築家の意識変化によるアプローチの違いと今現在の取り組み。非常に興味深い内容でした。


これは今のフランス料理人にも言えそうですね。


昔(バブル?)やワインブームに乗ったフランス料理店をただ作ればいい時代は終わってお店乱立で飽和状態にある中で、自分がフランス料理を作る事で社会に対してどんな役割を果たし、どのような未来を描こうとしているのか、良く考えなければいけない時代なのかもしれませんね。


(長野にはワインがあるので、地元食材とワインがテーマという地方主義は昔から変わらないですけどね。)


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しかし、こんな美術館が近くにあるとは金沢住民の方々が羨ましいです。。