Domaine A.Rousseauを訪問。
先日、1日で4件のドメーヌ訪問をしてきました。
2件目は「Domaine A.Rousseau」
G.Roumierの次がここというのもどうかしていると思いますが、、。
総面積14ヘクタールの半分以上の8ヘクタールをグラン・クリュが占め、残りも3ヘクタールがプルミエ・クリュという、他に例を見ないブルゴーニュを代表するドメーヌ。
初代アルマンがジュヴレ村にドメーヌを設立したのが1909年。その後10年ほどの間にシャルムやクロ・ド・ラ・ロシュ、シャンベルタンなどグランクリュを次々購入。
更に他に先駆けて1930年に元締めを開始。1959年にドメーヌを継いだシャルル氏も酒質の向上と区画の拡大に尽力。現在は長男のエリック氏が1990年に引き継いで現在に至ります。
門の前でエリック氏と挨拶。試飲は従業員の方と行いました。
2011年の村名から2トップ、シャンベルタンとクロ・ド・ベーズまでを樽試飲。
ルーミエもそうでしたが、2011年のワインの出来は溜め息が出ます、、。
樽に「10」の数字が書いてありますが、2010年という意味ではありません。
左右で意味がありまして左が年、ですからこれは2011年。右はキュヴェ名、「0」はクロ・ド・ベーズを表しています。「10」は「2011年のクロ・ド・ベーズ」になります。
シャンベルタンは「1」なので、「2011年のシャンベルタン」の樽には「11」と書いてあります。
聞いてみると、特に防犯とかそういう意味ではないみたいですね。
カーヴでルソーの白ワインの話になりました。
赤しか存在しないはずのアルマン・ルソーが白ワイン??と思いましたが、従業員消費用にBourgogne Blancとして少しだけ作っているそうです。(だから市場には出ません。)
セパージュはシャルドネ、ピノ・ブラン、アリゴテ。(要は全部混ぜるという事だと思います。)
以前、この古いワインが1本1000ユーロ(約120000円)で売れたそうです、、。
従業員の方曰く「美味しくないw」そうですが、帰り際に2010年を1本プレゼントして頂きました。
早速、別の日に行ったシャブリの帰りに飲んでみましたが、美味しくないなんてとんでもない!!十分、美味しいと思いましたけどね。
2011年のワインも素晴らしかったですし、年間生産数600本の貴重なBourgogne Blancまで頂けて、素敵なドメーヌ訪問になりました。