フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

怒涛の8月終了。

怒涛の8月が無事に終わりました、、。

 

多い時で週5回。

買い出しに仕込みに大変でしたが、どのお宅でも問題無く喜んで頂けたのは良かったと思います。

 

「レストランの予約が取れない。」

「道は渋滞だらけ。」

「レストランで食事を終えても、タクシー、代行は1〜2時間待ち。」

「お子様やお年寄り、レストランで目立ち過ぎるVIPなどのレストランで食事の難しい方々。」

「買い出しもスーパーや直売所は人で一杯。」

 

こうした理由から、確実に軽井沢の出張料理の需要はこれから伸びるな、と。

来年の東京オリンピックを考えたら、暑くて交通規制もかかる東京よりは、軽井沢が社交の場になる予感。

今シーズン以上に面白い事になりそうです。

 

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普段から美味しい食事をされている別荘の方々への出張料理ですが、自分は特別高級な食材を使う事も無く地元食材だけです。

この時期の信州の食材は素晴らしいですし、既に野菜やフルーツが美味しいという県のブランドイメージがありますから畑や山々の食材やウチの果樹園の木熟のフルーツをお出しすれば喜んで頂けます。

逆にこうした料理が何処でも食べられない料理かと。

京都の人気店「草喰なかひがし」中東さんの本にも書かれていますが、意外と舌より体が喜ぶ料理を出す事は難しいんです。

本来なら植物も食べて貰う為に美味しくなったタイミングが旬であり、こうした旬の地野菜を食べていたら体には良いんですよね。

季節を感じて地の食材を提供出来るのは地方の料理人だからこそだと思いますし、意外とキッチンにべったりの料理人では分かりません。

自分は頻繁に畑に通えるスタイルですし、自分で畑を持っている強みもあります。

出張料理はこうした体験や経験も話せないと面白みが無いかと。

 

そろそろ軽井沢と並行して白馬の仕事もこなしつつ、毎年恒例の11月バカンスまで頑張りたいと思います!