フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

4年半の料理修行を終えて地元信州に帰ってきました。帰国後の出来事、感じたことをつらつら書いていきます。

小諸市のイベントで講演。

先週末は小諸市で開かれた第1回「KOMORO WINE DAY」に参加させて頂きました。

 

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第1部はデザインワークセミナーで「長野食材とNAGANO WINEで地域を繋ぐ」というテーマで日本ワインジャーナリストの鹿取さんと対談、講演させて頂きました。

 

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NAGANO WINEブランドデザインワークセミナーは信州大学経産省から受託している地域中核企業創出、支援事業として、千曲川ワイン倶楽部との連携のもと推進中のプロジェクトです。

他の講演者の方々に比べて自分の時間がかなり長かったので、普段人前で話す事に慣れていないので鹿取さんと対談形式にして頂きました。

 

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自分の自己紹介から始まり、これまでやってきた活動内容など。

それから元々が佐久出身ですから、東京、フランスを経由して長野に戻って感じる地元のポテンシャルと東御、小諸を含めた千曲川流域のワイン産業の現在地も踏まえてお話させて頂きました。

食材単体でもアピールは弱いですし、ワインは食中酒ですから食事が必要。

こうした環境でそれぞれを繋いでシェフが出来る仕事は多いのではないかと考えています。

自分はパリに居た時に時間があればブルゴーニュに行っていましたから、その距離感(東京から新幹線1時間。鈍行、車で3時間はパリからブルゴーニュの距離感と同じ)と気候(佐久市ブルゴーニュ県のアヴァロン市と姉妹都市ですが、その要因に気候が似ている事が挙げられています。)を考えたらこの地域を「日本のブルゴーニュ」にする事も可能だと思っています。

(葡萄がシャルドネピノ・ノワールという意味で無く、ワイン産地として日本のブルゴーニュという意)

 

長々とあまり知られていないシェフの話を聞いて頂き、参加者の皆様には本当に感謝です。

ありがとうございました。

 

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講演後は直ぐに会場の見晴らし館に移動して、第2部の懇親会の立食準備をしていきました。

 

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ワインは小諸「小宮山酒店」シニアソムリエ岩下さんセレクトの小諸ワインを楽しんで頂きました。

 

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講演後に2部参加者の方々がワイナリーツアーをされている間に冷菜8品を先ず準備。

全て地元食材を使用した一品です。

日程的には厳しかったのですが、いつも寺イベントで会場の設営をしてくださる大崎さんがテーブル設営、調理ヘルプに入ってくださりました。

 

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更に小諸でワイン葡萄栽培をされている岡本さんが会場の周りの草花で綺麗にテーブル上を飾ってくださりました。

 

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鶏肉はミンチ、胡桃、山椒を刻んで混ぜて、火入れをしておきました。


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温め直して切り出したら完成。

とにかく懇親会の時間が短かったのと、電車の時間があって終わりの時間を延長出来ないので早く出せる料理を心掛けました。


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牛肉はこれから新しくブランドにしていく地元の「白樺若牛」にしました。

消費者の赤身志向が増してきているので、アンガス牛と和牛の良いところ取りの新品種です。

自分は出張料理ではあまり真空パックの低温調理はしないのですが、今回は人数が多いのと進行が早いので真空調理にしました。

機械任せですけど、これで火入れの間違いはありません。


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最後にしっかり焼き付けて、良い塩とソースとハシバミオイルを香り付けに少し回しかけました。

 

デザートは旬の地元の黄金桃を畑のハーブと一緒にコンポートにしました。

 

今回のようなパーティー料理でも出来るだけ新鮮な物を、冷たい料理は冷たく、温かい料理は温かくお出しするように心掛けました。

2部参加のお客様にも好評で良かったです。

 

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自分がフランスから帰国した7年前は色々な同業者から「長野のワインは値段が高い、美味しくない、それでは商売にならない。」色々言われたのですが、この数年で様相は急激に変わりました。

新しいワイナリーも次々と増えて、優れたワインがたくさん出てきています。

県、東信地域もワインのブランディングに乗り出していますし、これからこの地域が面白くなっていくのは間違い無いと思っています。

 

これからも地域密着で地域のワインに寄り添える料理が作れるように、自分ももっと活動していけたらと思います!