フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

高山村の角藤農園を見学。

「ざんざ亭」コラボディナーの後は店主の長谷部さんと伊那の飲料、農家さん達と一緒に高山村の「角藤農園」に行ってきました。

 

「角藤農園」は小布施ワイナリーにも良質の葡萄を卸しています。

 

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伊那の飲料、農家さんがワイン葡萄栽培を始めるという事で「角藤農園」の葡萄栽培家、佐藤さんとお話をして葡萄畑見学をしてきました。

 

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最近は苗木も不足気味ですから、こうした状況でどのように葡萄栽培を始めるか。

 

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ワイン葡萄は代木に接木をしないとフィロキセラにやられてしまうのですが、こちらは自根です。

フィロキセラで10年で駄目になるのを想定して、間に接木した木を植えるなど色々考えて畑の設計をしていかないといけないみたいです。

 

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こちらは開墾した畑だそうですが、粘土質の良さそうな土壌です。

このような土地にはピノ・ノワールが面白いと仰っていました。

 

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ワイン特区でもある高山村にはワインを作りたい人達がたくさん集まってきています。

そういった方達の為に村でワイン醸造所を建設予定だとか。

 

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お昼は佐藤さんオススメの高山の「子安そば 文の蔵」さんで蕎麦ランチ。

 

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ご飯も食べたかったので天丼のセットで頂きました。お蕎麦も量もしっかりあって美味しいです。

若い店主でしたがお店も明るく雰囲気が良くて、平日昼でしたが満席でした。

 

今月は必要に応じてワイナリーツアーをやっていますが、これの良いところは一緒に回りながら現場や消費者の声が聞ける事でしょうか。

ネットで手に入らない情報が入りますし、ワインと合わせる料理の参考になる会話もあります。

 

高山村もこれからワインで盛り上がりそうですから、自分としましても常に勉強しながら信州ワインを扱える料理人になりたいと思います。