フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

貴彦さんのワイン'08〜を飲む会を開催。

東京で自分の蔵から出した貴彦さんのワインで「貴彦さんのピノ、パス'08〜を飲む会」を開催しました。

今では人気があり過ぎて手に入らない北海道余市のワイナリー「Domaine Takahiko」のファーストヴィンテージ2008年から2010年の飲み比べです。

場所は新宿の「勘之丞」

 

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「Yoichi Nobori Kyumura Pinot Noir 2008、09、10」
「Yoichi Nobori Kyumura Passtoutgrain  2008、09、10」
「Yoichi Nobori Nakai Blanc Kerner 2011」

 白が足らないので1本追加融資。

 

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「城戸 Private Reserve Chardonnay 2011」(Kidoワイナリー)

 

開催理由は昨年のコラボディナーで使用した貴彦さんのピノ'10です。

少し熟成が進んだ感じで、今が飲み頃。

それならウチの蔵の08、09はそろそろ飲まないと危ないのでは?と思い立ち、貴彦さんのワインファンを集めて東京でワイン会を開く事にしました。

 

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全てのボトルが完璧なコンディションに、ワインを出した自分が1番驚きました、、。(開けるタイミングの難しいワインなので。)

それにまさか'08まであんなに美味しく飲めるとは思いませんでした。

味わいに問題が無かったので並べて飲むとそれぞれのVTの特徴も分かり易く、面白い飲み比べになりました。

 

08年は北海道は凄い当たり年。

貴彦さんも気合いが入ったのか、かなり色調も濃い目で08〜10の中では1番力強い味わい。

まだ置いておいても大丈夫ですね、、。

因みにこの年だけはご実家の小布施ワイナリーで仕込んでいるそうです。

09年は長野は当たり年ですが、北海道はあまり良い葡萄が採れなかったみたいです。

その分、薄旨でグイグイといけてしまいます。

10年はその前の2年の反省が集約されたワインでしょうか。

個人的にはこの10年が1番好みですね。

 

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こちらは最初のお皿。

 

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間にサラダなども入りますが、基本的には最初から最後まで肉、肉、肉。

赤ワインととても楽しめました。

 

貴彦さんのファーストヴィンテージから飲むのもなかなか難しいと思いますので、何とも贅沢なワイン会になりました。