フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

北杜市で地方再生を考える。

八ヶ岳のフレンチレストラン「素透撫(すとうぶ)」清水シェフが企画された山形のイタリアン「アル・ ケッチァーノ」奥田政行シェフの講演会「八ヶ岳を盛り上げる幸せのレシピ」に参加してきました。

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清水シェフとは自分がフランスに行く前に地産地消を学びたくて、短期で働いた茅野のオーベルジュで一緒に働かせて頂きました。
同じ部屋に寝泊まりしていたので、毎晩色々な事を話しました。
茅野で会ってからもう10年が経つんですね、、。
今回はその清水シェフの憧れのシェフ、奥田シェフを招いての地産地消、地方再生講演会という事で、白馬から合間を縫って参加させて頂きました。

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有料講演会で平日の夜にも関わらず200席(追加で210席)が満席です、、。
清水シェフの人柄もあるかと思いますが、この地域の皆さんの意識の高さを感じますね。

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講演会の第1部はアル・ケッチァーノの歩みを中心に、奥田シェフがどのように「食の庄内」を創り上げていったかを学びました。
先ずは地元の食材にこだわる事、その為に地域の生産者と密接につながる事、こうした活動を発信する事、、。
料理人視点からの地産地消、再生の案は自分が考えている事と一致している面が多かったのですが、今の自分に足らない部分も見えました。
やはり奥田シェフのしっかりお店を持って毎日満席を何年も続けた実績は社会的信用という点では大きいですね。
自分も軽井沢の別荘やネット上では少し知られてきましたが、これからお店を持って結果を出す事が必要ですね。

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第2部は清水シェフと奥田シェフとの対談形式でした。
憧れのシェフとこんな対談が出来て、何処か清水シェフも嬉しそうです。

今回の講演会は佐久から39BAR(サクバル)メンバーも多数参加していたので、次回の集まりで色々話してみたいですね。

そして休憩の合間や講演会終了後は同じ地産地消、地方再生の想いを持つたくさんの方々とのご縁を繋いで頂いた事が素晴らしく有意義な時間となりました。
今回、企画された清水シェフに本当に感謝です。

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最後に清水シェフ、奥田シェフ、お二人の著書を持って記念撮影。
自分も佐久でお二人のように色々な方々を巻き込めるようなシェフになれるように頑張りたいと思います。