フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

Le Benatonで食事。

夜の食事はBeauneの1ツ星レストラン「Le Benaton(ル・ベナトン)」に行ってきました。

f:id:monsieur0204:20151216073425j:image

以前のフランス人オーナー、ブルーノから僕の友人達が買い取り、日本人オーナーのレストランとして再スタート。今回はそのお祝い訪問でもあります。

f:id:monsieur0204:20151209151744j:plain

こちらはセップ茸のムースを詰めたグジェール。シャンパンとの相性も素敵です。

f:id:monsieur0204:20151209151800j:plain

ホタテ貝のポアレ。
フランスの田舎レストランの難しい所は買い出しでしょうか。都市部のように色々な業者があるわけでもありません。
いつも圭史さん(シェフ)が早朝の買い出しに行っているから、こうした魚介類が出せたりするんですよね、、。

f:id:monsieur0204:20151209151822j:plain

こちらがフランスのコンクールで賞を受賞した圭史さんのパテ・アンクルート。

f:id:monsieur0204:20151209151839j:plain

本来は1本焼いた側面や上部もデコレーションが施されて、凄く凝っていて綺麗な圭史さんのパテ・アンクルート。
ずっと食べたかったのですが、ようやく頂けました。

f:id:monsieur0204:20151209151858j:plain

メインは藁で燻した仔羊です。

f:id:monsieur0204:20151209151917j:plain

何だかサービスして頂きまして、かなり大きなポーションです。素晴らしい香りで美味しかったです。

f:id:monsieur0204:20151209151935j:plain

デザートはメレンゲの中に色々詰めた物。
こういう甘過ぎないデザートは好きですね。

パリ修業時代の長期休暇中に研修させて頂いたのがベナトンでした。
仕事の休みの日は圭史さんにブルゴーニュの畑など色々連れて行ってもらいました。自分にとっても思い出深いレストランです。

オーナーが変わってまだ日が浅いので足らない部分も多いみたいですが、来年には改装してお店の雰囲気もガラリと変わりそうです。
ワインリストも自分が居た時より凄く良くなっていますし、来年のボーヌ訪問が楽しみです。