第3回ア・ベーでコラボ・ディナー(その2)
3月21、22日と尾山台「àBêe(ア・ベー)」で行われたパリ時代の友人、阿部シェフとのコラボディナーも無事に終了しました。
前回記事の続きです。
「シャルドネ '14」(Funky Chateau.長野)
横には蒸した裏山の野蒜を乗せました。
泡は魚のアラでヒュメ(出汁)を取り、そこにフランスで購入してきたレモングラス風味のボルディエのバターを加えて泡立てました。
「信州産キノコのフラン、バニラ風味のフォアグラサンド」
今回、発売されたばかりの小布施ヨーロピアン(ヨーロッパ品種を混ぜ合わせたワイン)を使いたかったのですが、何処に使おうか迷いました。魚の後にどちらかというと温前菜のフランを持ってくるのもどうかと思いましたが、意外と問題売りませんでした。
ただ、このワインは抜栓から凄く変化するワインだったので開けるのは1日前が良かったですね。半日でも遅かった位です、、。
フォアグラはバニラ風味のボルディエのバターと合わせて、阿部シェフの自家製のブルーベリーのコンフィチュールを添えました。
「城戸プライベート・リザーブ カベルネ・ソーヴィニヨン'10」
鳥取県産牛のうちひらという部位の肉はの塊を焼いて切り分けます。人数の決まった食事では人数分の塊を焼いた方が美味しいですね。
ワインは城戸さんのプライベート・リザーブシリーズのカベルネ・ソーヴィニヨン。ウチの蔵で寝かせた2010年です。(2日目はボトルの都合上で2011年。)
あまり良い年のワインでは無いですが、逆に早くに飲み頃を向かえるので今が良いですね。適度に香る熟成香が素晴らしいワインでした。ちょっと国産ワインでこれはビックリ。
「きすきのさくら」(奥出雲ワイナリー.島根)
シンプルですが、一つ一つの食材はかなりこだわっています。
参加者の皆さんも「国産ワインの素晴らしさを知れて凄く良かった。」「実際にワイナリーに行ってみたくなった。」といったお言葉を頂き、喜んで頂けて本当に良かったと思います。
今回は初日から大きなトラブルもあり、友人の助けを借りて乗り切ったりと問題が多かったです。
第4回も企画しようかと思いますので今回の経験を活かして修正し、更に地元食材や国産ワイン(先ずは出身地のワインから)の素晴らしさを発信していけたらと思います。