フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

今年のフランス旅行を終えて。

今年のフランス旅行は2月24日〜3月10日で行ってきました。(かなり更新が遅くなりましたが、、。)
例年よりはかなり短めです。

フランスから帰国しても、フランスのようなバカンスを毎年取りたい、年に1度はフランスに行きたいと考えていました。
そうすると年中働くスタイルよりリゾートのような繁忙期と閑散期のハッキリした場所で働くスタイルが求められました。
自分の地元に軽井沢という日本有数のリゾート地があり、フランス料理の需要は特にあります。自分の希望通りに冬に長期休暇の取れる場所です。

以前にもブログ記事で書いていますが、星野リゾートの星野さんがこんな事を仰っていました。

「軽井沢は集客の必要の無い場所。」

要は来る時は来ますし、来ない時は来ない。お客様がお越しになる時期にどれだけ利益を上げられるかが勝負の土地です。
特に良い物を知っている方が多いですし、良い物にはしっかりお金を払って下さるお客様です。お出しする料理も本物が求められます。
自分はフランスに4年半いましたから、日本で手に入らない必要な物はバカンス時に購入してきます。冬なので食材の運搬も容易です。
繁忙期と言いましてもGW、夏、紅葉、年末年始でそれ以外は余裕があります。
空いた時間は実家の畑でハーブや食用花、野菜を作ります。佐久に比べたら軽井沢は野菜を作るのに適した土地だとは個人的には思いません。佐久は優れた新規生産者もたくさんいますが、それで足らない食材は自分で作ります。

料理人は体力的にもキツイ仕事ですから、今から農業も少しずつ始めて将来的には料理から農業に重きを置きたいですね。

決して金銭的には楽な生活ではありませんが、自分らしい生活は徐々に出来始めたと思います。
30代で料理人の正社員と言っても、終身雇用でも無い時代に長時間労働のサービス業で30代の大事な時間を無駄にしたくはありません。
20代には無かった資金と経験、人脈が有りますから、もっといろんな方と知りあって勉強して自分の40代、50代、その先の為に使いたいですね。

先ずはGWまでは畑仕事と出張料理。
自分のお店を持つまでもうひと息。今年も頑張りたいと思います‼︎

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