フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

軽井沢で垂直ワイン会。

恒例の軽井沢ワイン会は2日連続で行われました。
初日が「比較試飲5ペア」のハイクラスワイン会(前回記事)、2日目は「Louis Latour、Chateau Certin de Mayの垂直試飲」でした。

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Corton Charlemagne 1989、1995、1996(Louis Latour)


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Chateau Certin de May 1994、1995、1996、1998、1999


今回は2日連続の参加者がいらっしゃらなかったので、前日のメニューの延長で4品です。


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松茸のロワイヤル。


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佐久鯉、白土馬鈴薯、豚足のクロケット。根パセリのピュレ、アスパラ菜


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県産キノコ(椎茸、エリンギ等)のポタージュ、青木村の栗


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仔羊肩肉の煮込み、大福豆、寅豆、佐久穂町「GreenGreen」のカブ、東御産マコモ茸、サツマイモのピュレ


佐久市「りあん」のシェフバケット


2日間ですと仕込みの量と保管する冷蔵庫(まだお店を持たないので、、。)に苦労するのですが、何とか今回も無事に終わりました。新しく考えた料理も評判が良くてホッとしました、、。



前日は夜の営業で仕事に戻らないといけなかったのですが、この日はオフという事で料理を出し終えて片付けを済ませてから参加者の方々と混ざってゆっくり試飲させて頂きました。ワイン好きな方々とお話しするのは本当に楽しいです。


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左から89、95、96ですが、真ん中がどう見ても熟成が進んでいます。
軽井沢ワイン会の講師を務めるソムリエOさんに聞くと保存状態も少しはありますが、年の違いが出ているそうです。
垂直で試飲してみないと分からない事が一杯ですね、、。
大変良い勉強になりました。


今回も2日間に渡り真剣に料理と向き合う機会を頂き、貴重なワインを試飲させて頂きまして主催者のYさん、ソムリエのOさん、そして参加者の皆さんに本当に感謝です。


参加者の皆さんもFaceBookで繋がっていますから、普段どんなお食事をされているか分かっているつもりです。

食材に手を加えれば加える程、東京でも食べれる料理になってしまいます。

地元の食材を大切にして、更にワインと接点を持たせる。

今回も2日間にわたり、料理も喜んで頂けて良かったと思います。

またこのような機会にもっと良い料理が作れるように精進しないといけないですね。

信州なら地元密着のあの人、と言われる位、頑張りますよ‼︎


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