フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

出張料理の食材探し。

週末の大事な出張料理の為に県内で食材探しに奔走していました。

先ずは近辺から。

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祖母に山椒がある場所を教えてもらいました。まだ実は成っていませんがこれからたくさん成るんでしょうね。

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粉はあるので、葉は飾りに使おうかと思います。

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この時期の長野県はアスパラと山菜でしょうか。
一般的な業者の持ってくる物より太い規格外を生産者から直接頂いてきました。
皮剥きだと剥き過ぎるのでペティーナイフでギリギリを剥いていきます。

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こちらはその逆。極細のアスパラ2種。
この時期のフランスはアスペルジュ・ソバージュですが県産は無いので細い物で。10〜20秒位火を通してポリポリ食べると美味しいです。こちらも食べてみたら筋が残ったので少しだけ剥きました。

そもそもアスペルジュ・ソバージュは品種が違いますけどね、、。

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シーズンが終わりかけて入るか入らないか分からなかったホワイトアスパラ。
出張料理の時に良い状態でシンプルにお出ししたかったのですが、こちらは手に入った段階でピュレにしてババロアに仕立ててみました。

寒い長野県はこの時期は苗が出来る程度の時期なのでなかなか食材は見つかりませんでしたが、自分なりに揃えられたと思います。

そもそも「ご馳走(ごちそう)」は相手の為に食材探して走り回るところからきているんですよね。
しかし本当に今回も県内を走り回りました、、。