フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

伏せこみを手伝い。

GW前に八幡に稲の伏せ込みに行ってきました。

伏せ込みは水を張った田んぼに育苗バットを並べてビニールをかけ、稲の苗を育てる準備作業です。
五郎兵衛米の採れる八幡地区は佐久でも米処で有名。今回はこちらの米農家の方からお誘い頂いて、作業の手伝いに行ってきました。

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人数を並べて軽トラから育苗バットを手渡しで渡して、田んぼには板の上を転がして並べていきます。
自分は若いから一番先で伏せ込んで並べて行く作業でしたが、泥の中の作業と腰を曲げる作業で足と腰がしんどい、、。

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適当なところで休憩。
農家の方が準備して下さったお茶とお菓子でのんびり参加者と談笑。

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今回の参加者にはマスメディア、フロマージュ職人、食のネット関係者などの農家では無い方々が居て、仕事は東京、週末は長野という生活をされているそうです。
都会生活に限界を感じて、こちらに移る準備をされている同年代が多いことを実感しました。
本当は皆、こんな環境で生活したいんでしょうね、、。

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全部で1600枚。

並べ終えた後は苗が育つようにと霜にやられないようにビニールをかけたいきます。

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今はかなり機械化されたと言っても、米作りはやはり大変ですよね、、。
田植えは経験していましたが、伏せ込みは初めてだったので良い経験になりました。田植えの時に届く苗がどのように作られるか知る事が出来ました。

今更当たり前の話なのですが、日本人ですから普段から食べている米がどのような苦労で作られるかくらい知っていないとダメですね。料理人としてもね。