フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

モンラッシェでお昼ご飯。

毎年恒例の自転車によるコート・ドール・グラン・クリュの旅ですが、今年は日程的にニュイは行けそうになかったのでコート・ド・ボーヌに行ってきました。

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実はこの日の天気予報は雨。前の日までパリからグラン・ジュールまで忙しい日々だったので1日ゆっくりしていようかと思いましたが、なかなか降らないので出かける事にしました。

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先ずは畑で食べる昼食の買い出し。
この日はボーヌの朝市でした。

途中、同じく買い出しをしていたComtes Lafonのドミニク氏を発見。グラン・ジュール中は何回も顔を合わせていたので向こうも気付いて挨拶しました。
朝から何だか嬉しい。

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いつもはボーヌ駅からムルソー駅まで電車で移動してから自転車でモンラッシェに向かっていましたが、今回は行きも自転車にしました。
遠くに見えるのはポマール村とヴォルネイ村。
しかしボーヌからムルソーまでは意外と遠かったです、、。(日頃の運動不足を露呈。)

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ムルソー村を抜けて、ひたすらモンラッシェを目指します。

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こちらは別れ道。
ここを右に曲がって行くとジュヌヴリエールの畑。

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小さな森を抜けた先にモンラッシェの畑があります。

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そこから少し登るとシュヴァリエ・モンラッシェの畑があります。
毎年ここでご飯にしています。

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モンラッシェの畑を眺めながら、ボーヌで買ったサンドウィッチを頂きました。
天気は悪かったですが、贅沢な時間です。

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こちらは真ん中ほどにあるルフレーヴの畑。

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西の端は書いてありませんがコント・ラフォン。
自分がワインを好きになるきっかけになったワインの畑なので、思い入れが、あります。

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何となく畑も写真を撮ってみました。

途中、ムルソー村手前で綺麗に咲く花を発見。

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帰り際にあった花。
桜でしょうか⁇(フランスは似たような花でアーモンド種があります。下手に桜!と書くと違ったり、、。)

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苔と花のコントラストが何とも美しい。

ムルソー村に入って急に大雨に降られました。教会に避難して雨が止むのを待ちました。

雨が弱まったら一気にボーヌまで駆け抜けました。ムルソー村を出た坂は急で大変ですが、登った先からは一気にポマールまで下り坂。これが意外と楽しい。

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夜は簡単なスープにパンとワイン。

借りてる部屋には熱源が2つと鍋しか無いので買った野菜や肉を入れてパリで買ったスパイスで味付け。(10日ほどの滞在であまり油や調味料を買っても勿体無いですからね。)
雨に濡れて冷えましたが何とか温まりました。

これで毎年の行事も一つこなせて良かったと思います。