フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

4年半の料理修行を終えて地元信州に帰ってきました。帰国後の出来事、感じたことをつらつら書いていきます。

三重県で仕事開始。

11月25日より某有名シェフに頼まれて、三重県で短期シェフを仕事を開始しました。

先ずはどんな料理が出ているか確認しましたが、正直酷かったですね、、。
有名シェフのレシピに忠実には分かりますが、食材が酷過ぎました。唯一問題無いと思ったのはデザートですが、ずいぶん前のプロデュースでレシピを貰ったらしく、時間が経っていたので季節感がありませんでした。

いろいろな問題点がありましたが、先ずは食材から調べました。
ネットで町の直売所の場所を調べて、最初の休みに毎朝買い出しできる距離の直売所を見て周りました。よく調べるとたくさん種類があって物が良い直売所が分かりました。交通の便の悪い街でしたから、少し中心から離れた場所が良かったですね。

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これは「日の菜」。
この辺りでは馴染みの野菜で、塩を揉んで漬け物にするそうです。
肉の付け合わせなどに使ってみました。

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和歌山が近いせいか、みかんも有名みたいですね。他にはキウイや12月下旬にはイチゴが店頭に並ぶようになりました。

海有り県なのに魚に力を入れていなかったので、魚業者と相談。

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これは「キツネカツオ」。
この時期にカツオ⁇とも思いましたが、これは今が良いそうです。

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身はピンク色で綺麗です。カツオより身が柔らかくて直ぐに身割れするので扱い注意ですが、味は抜群に良かったです。
これで700円/kgですから助かります‼︎
意外とこの時期の里芋と相性が良かったので、合わせて前菜で出しました。
高級魚は東京や大阪に行ってしまいますが、安くて美味しい魚はいろいろありました。担当者にも恵まれて、その後もいろいろ持ってきて頂きました。
海無し県の長野ではこうしたやり取りは出来ないですから、自分にとっても新鮮な楽しさがありました。

お店のスタッフもおかしな事をしていたので、一からやり直し。野菜や魚、肉の火入れまで徹底指導、、。救いは歳上ばかりでしたが、素直に聞いてくれた事でしょうか。これで嫌な顔されてもこちらが困りますしね。

某有名シェフプロデュースという事で自由に出来ない部分もありました。しかし、いずれ自分が長野でやる時もこんな場面には出くわすと思うので、どのように人を使うかは勉強になりましたね。

我慢してやってくれ、と言われた仕事でしたが、自分的にはいずれ出す自分のお店の練習になって良かった気がします。
何より自分が全く知らない土地で料理するのはそれだけでワクワクします。天照大御神がこの地を選んで住まわれたのも豊かな食材があるからです。
良い食材がたくさんあったので、料理人としてはいろいろ考えられて楽しかったですね。

休みの日も凄く楽しめたので、次回から書いていこうと思います。