フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

軽井沢でG.ルーミエ会。

先日、軽井沢のワイン会の料理の依頼を受けまして、主催者の別荘で出張料理をしてきました。

今回は某有名ソムリエの方の講義を受けながらのワイン会。テーマの作り手は「G.Roumier」言わずと知れたブルゴーニュのトップドメーヌです。(写真は僕が行った今年2月の物。ブログのカテゴリ「フランスのドメーヌ」内にまとめてあります。)

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依頼内容はワイン会の10名分の軽め(アミューズ、前菜、メイン)の料理という事でした。

先ずは主催者とソムリエの方と講義と食事の流れを打ち合わせ。僕は料理の準備に取り掛かりました。先日もこの場所で調理をしたので少しは慣れもありまして、今回は比較的スムーズに準備が出来ました。

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時間になって出席者も続々と集まってきました。先ずはシャンパンを飲みながらルーミエについての講義。

続いて席に移って其々を試飲しながらの講義をしていきます。

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「Corton-Charlemagne 2005」

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「Chambolle-Musigny Les Cras 2003」

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「Chambolle-Musigny Amoureuses 2001」

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1級同士の飲み比べが興味深い。左がアムルーズ、右がレ・クラ。ちなみにアムルーズ'01は漫画「神の雫」の第一の使徒に選ばれたワインです。

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「Musigny 1996」

年間生産本数約600本のほぼ入手不可能なG.ルーミエのミュジニー。

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僕もフランス時代を含めて初めて頂きました。ちょっとした感動、、。

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「Bonnes-Mares 1989」

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「Morey-Saint-Denis Clos de la Bussiere 1959」

ルーミエの古酒を飲むのも今回が初めて。ソムリエの方の抜栓もまた見事な手捌きで、大変勉強になりました、、。

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この色合い、、。試飲しながらソムリエの方に味わいの解説を聞きまして、成る程このワインの凄さを実感。(ピークは過ぎていますけどね。)

これにデザートワインも飲んで終了。僕自身も調理しながらではありましたが、貴重なお話が聞けて大変勉強になりました。

次回、料理を書いていこうと思います。

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