北斎館と岩松院。
年末年始の短期シェフの仕事も終えて、フランス行きの準備をする為に佐久に帰ってきました。
湯田中、渋の温泉郷も初めてでしたし、スノーモンキーも観て来れました。
仕事は満足いくものではありませんでしたが、県内でも行かない場所に来れた良いきっかけになったと思っています。
せっかく県内北部に来ていたので、帰りに小布施の「北斎館」と「岩松院」に寄りました。
小布施は江戸の浮世絵師・葛飾北斎が晩年を過ごし、画業の集大成を図った特別な土地です。
北斎館には「龍」、「鳳凰」、「怒濤(男浪)」、「怒濤(女浪)」の天井絵を置く2基の祭屋台と長く大切に受け継がれた肉筆画、版画、錦絵などが楽しめます。
そういえば先日、パリで北斎展をしていなかったでしょうか?
世界でも認められる北斎の集大成を楽しめる美術館が長野県にあるのは知りませんでしたね、、。
ここから2kmほど離れた所には北斎の大間天井絵「八方睨み鳳凰図」のある岩松院があります。
間口6.3m、奥行き5.5mの大画面を12分割して床に並べて彩絵した後に取り付けられた北斎最晩年の作品。
顔料なども色彩豊かで、下地に白土を塗り重ね金箔の砂子が敷かれた豪華な造り。
良い物を使っているから160年たった今でも鮮やかに残っているそうです。
北部の生活は寒くて大変でしたが、今度はフランス生活です。
来週にはパリ、リヨン、ローヌ、ブルゴーニュと周ってくるので、体調に気を付けたいと思います。
(館内、院内は写真撮影禁止なので写真はなしです。)