フランス帰りシェフの信州田舎暮らし。

8年前にフランス料理修業を終えて故郷の佐久市に帰ってきました。夏は軽井沢で出張シェフ、冬は白馬でホテルの総料理長。畑仕事にワイナリー巡りに11月は1ヶ月のフランスバカンス。今迄に無い料理人の生き方を模索中。

6月はワイナリーツアー。

6月は東京のシェフやフードビジネス業界の方々を乗せての東信ワイナリーツアーを催しました。

 

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東京からの高速バスなら佐久平に10時30頃に到着。

帰りの19時30分までにマンズワイン、小布施ワイナリー、たかやしろワイナリー、楠ワイナリー、アルカンヴィーニュ、ヴィラデスト、Domaine Nakajima、はすみふぁーむ、Rue de vinの9軒は回れます。

新幹線なら時間の融通が更に利きます。

 

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Domaine Nakajima、中島さんの畑と施設見学、試飲をしたのですが、こうした家族経営の小さなワイナリーは基本的には見学不可です。理由はそちらに手を取られて畑仕事に支障が出るから。

その反面、畑仕事を見学して頂いてワイン造りの想いを理解して欲しい、という希望もあるとか。
6月の軽井沢は週末以外は暇ですから今回のツアーを企画しましたが、ツアーガイドがそこまで説明出来たらそうした想いの手助けになりますし、そうした知識がレストランで信州ワインを売る上では大切になってくると思います。(味わいや値段も含めて、何故そうなのかを説明出来るサービスは必要です。)
案外、この時期は飲食で利益は上がりませんから、その年のワイン事情をツアーを通して取材して知識を蓄えておくというのが良いのかもしれません。

 

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将来的な事業化も考えていますが、ツアー参加の方々も飲酒運転の心配が無いのでメンバー全員でワイン試飲を楽しめますし、自分としてもワイン好きな方々とたくさん知り合えますから一石二鳥どころか三鳥、四鳥です。

こうしたお客様がレストランのお客様に繋がっていくと考えます。

 

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自分のやっている事は職人気質の料理人からは邪道だとも思いますが、繁忙期、閑散期がはっきりしているリゾートの飲食では閑散期の過ごし方が大切だと思います。
GWから7月の連休までの間、出張料理、コラボ企画、畑仕事、ワイナリーツアー、、飲食が難しい時期だからこそ色々挑戦して充実させたいと思います。