今年のブルゴーニュ滞在。
ボーヌからディジョンに向かう帰り道にロマネ・コンティの畑に寄って、これでもかとベタな写真を撮ってみました。
お約束の十字架で1枚。
ロマネ・コンティのプレートの前で1枚。
いつもは1人行動なので、意外とこういう写真を持ち合わせていないんですよね、、。
この日はちょうど馬で土を起こしている最中でした。
こちらの畑では初めて見ましたね。
時間があったので、車ではなかなか入れないクロ・パラントゥの畑にも寄りました。
ロマネ・コンティの上、ラ・ロマネの畑の上から歩いて向かいます。
ちょっと手前で1枚。
奥で土の色が変わっている場所が、馬で耕作中のロマネ・コンティの畑。
今年もかなりの房が残っていました。
栄光の3日間の後だったのでもう食べても美味しくないだろうと思いましたが、まだまだ美味しく食べれましたね。
前日のブルゴーニュ最終日はボーヌの和食「Bissoh(ビソウ)」さんでブルゴーニュのワイン生産者が集まってのブラインドワイン会に参加しました。
ご自身のワインやバカンス中に購入したハンガリーのワインや試飲したばかりのメオ・カミュゼ。
ナントとラ・ロシェルの塩の産地で造られるワインなど、面白過ぎました。
いつも思いますが世界で活躍する日本人の方々は本当に素晴らしいですし、話を聞いていて刺激にもなります。
今年も最高に充実したブルゴーニュ滞在でした!
(次からはデンマークです。)
今年のワイン回収'19
パリ、ブルゴーニュと今年のワイン回収も無事に終えました。
毎年お約束のG・ルーミエ。
昨年の'16がそれなりの値段になってきたのでどうしたものかと思っていましたが、'17はかなり落ち着きました。
少し前からグラン・クリュやコルトン・シャルルマーニュは回ってきませんが、自分が元気なうちに飲むなら村名が1級くらいの方が扱い易いかもしれないですね。
ミュニエの村名も何本か。
コシュ・デュリも意外と値上がりがありませんでしたが、昨年で極端に上がりました。
村名はもう買えないかも、、。
替わりにルーロの村名までは購入しました。
これもいるか?と出してくれたのがジャック・セロスの当主アンセルムの息子さんのギョーム氏が造るシャンパン。
生産本数はたったの600本。
セロス人気でこちらも何処も購入不可みたいですが、偶然にも購入出来ました。
ラヴノーも初めてグラン・クリュの購入が出来ませんでした。
他の方々も難しかったみたいなので、また来年に期待です。
「あと1本あれば12本でクロネコで送るのに助かるんだけど、、。」と話したら、ラヴノーのシャブリ1erを1本プレゼントしてくれました。(感謝ですが太っ腹過ぎ、、。)
フランス時代から好きでいつも飲んでいたラングロールは、今でも毎年購入しています。
今では普段使いのワイン会でよく仲間と飲んでいます。
昨年飲んで気に入ったのでケース買いのローズ・ド・ジャンヌ。
アクシデントがあり、急遽近所で購入したダンセールのペリエール'07。
ちょっと高かったけど、良い買い物が出来ました。
偶然見つけた前述のセロスのEXQUISEとロゼがあったので補充。
ブルゴーニュでは古酒のセールがあったので、ガメイが入って長熟だと思われるルイ・ジャドのパス'59。
他には自分の生まれ年の'79にあまり見かけないクロ・ド・タールのセカンド'98。
毎年、自分の名前で確保されているワインはほぼ無条件で購入していますが、昨年ヒヤヒヤした値段も'16に比べて少し落ち着いたので良かったです。
G.セロスのシャンパンを譲って貰えたのは大きいですね。
毎年、本帰国した日本人にこうして希少なワインを取って置いてくれる訳ですから、本当にありがたいです。
久しぶりに会って話が弾み過ぎて、ワインを購入するのに各店数時間の立ち話ですけどね(笑
色々なワインの情報も入りますし、こうした毎年のやり取りが楽しくてしょうがない‼︎
ジュラのLa Finetteで食事。
オヴェルノワ訪問後に近所のレストランへ。
地元料理の鶏肉ソースヴァンジョーヌ。
この地域のコンテチーズを入れたフォンデュ。
寒い時期に嬉しいオニオングラタンスープ。
「これぞ地方のフランス料理」という味わいとボリュームでとにかく美味い。
パリのレストランに無いお腹一杯の満足感も半端無いですね。
異常に大きいパンが運ばれてきましたが、こちらは通常の食べ方とちぎってフォンデュに使う物と一緒だから。
ワインは地元の安いプールサール。
今年はフランスのレストランの予約を一軒もしなかったのですが、パリで食べるどこか東京でも食べれそうな料理よりもこうした料理が食べたかったんだと思います。(来年はまた気が変わるとも思いますが。)
それにお店の雰囲気が白馬でシェフを務めるマリレンに似ていて、ウチのレストランにも落とし込めそうで良い勉強にもなりました。
たまたま入ったレストランが大当たりでした(笑
ジュラのPierre Overnoyを訪問。
ボーヌの和食「Bissoh(ビソウ)」澤畠さんのワインピックアップに同行して、ジュラの自然派ワインの神様「Maison Pierre Overnoy(ピエール・オヴェルノワ)」に行ってきました。
着くなりピエールお爺さんとご挨拶。
到着時には試飲が始まっていたので直ぐに席に着きましたが、この後にピエール氏はお散歩で不在に。
神様と写真を撮っておけば良かった、、。
試飲の対応は全てを任されているエマニュエル氏でした。
試飲はシャルドネ'14、'16。
プールサールが'15、'18、'19。
こちらが'15。
こちらが'19。
同じプールサールでも'15は完全に色調がオレンジですし、毎年特徴のある造りですね。
'15は酸が少なめだそうです。
最後に古いシャルドネかヴァン・ジョーヌを選べましたが、この場で試飲していた面々が満場一致でヴァン・ジョーヌ。
ヴィンテージは'00でした。
最初から最後までその場の誰もが試飲ワインを吐き出さないくらい激美味しかったです。
(今では全く買えませんからね、、。)
ブルゴーニュの喧騒を離れたジュラ訪問でしたが、初めてだったのでとても良かったです。
凄く有名な造り手ですが、この素朴な感じが素敵でしたね。
毎年、凄いドメーヌに連れて行ってくれる澤畠さんに感謝です。。
ブルゴーニュの大試飲会に参加。
ブルゴーニュ最大のイベント「栄光の3日間」期間中にPalais des Congresで開かれる大試飲会に参加してきました。
入場費25ユーロ(約3000円)で試飲し放題。
著名ドメーヌのグラン・クリュも飲めるとあって朝から大行列だと思いましたが、会場30分前でもこの通り。
気合いが入り過ぎた自分1番乗り。。
村ごとにブースが分かれているので、先ずはムルソー 村のコシュ・デュリからと思いましたが、コシュは初日のプロ向けだけだとか。
予定変更でピュリニー・モンラッシェ村に移動してルフレーブでアペロ。
次は人気のシャンボール・ミュジニーとヴォーヌ・ロマネのブースへ。
無くなる前に人気銘柄から攻めて、ルーミエ、ミュニエ、ヴォギュエのボンヌマールなどなど、、豪華過ぎて書ききれません。
しばらくするとDRCのエシェゾーまで。
日本の酒屋さん推しのF.マニャンなど、気になる生産者も片っ端から試飲していきました。
隣で飲んでた香港のソムリエと話したり、海外ワイン事情を聞くにもいいですね。
こちらはワインの香りをまとめたブース。
中に柑橘や花など、ワインから嗅ぎ遂げる香りが収められています。
いつもはドメーヌ訪問がメインでこの時期を避けていましたが、来てみたら面白いものですね。
毎年バカンスは11月なので来ようと思えば来れますが、来年はいつ頃ブルゴーニュに来るのか悩み所です(笑
今年も業務用スーパーに同行。
ボーヌの1ツ星「le Bénaton(ベナトン)」圭史シェフの買い出しにフランスの業務用スーパー「METRO」に同行させて頂きました。
フランス修業時代の最初は自分も地方レストランだったので、週2回はシェフと早朝から買い出しに出かけていました。
以前に比べて拘りの品も増えていますし、意外とクオリティも高いですね。
最近、どのお皿にも乗っているスプライト系も種類が豊富です。
大量のキノコ類。
フランス時代も山ほど届いて、掃除しましたね、、。
スーパーのトマトですが、種類も豊富です。
赤のベリー類。
綺麗に並んだ洋梨が美味しそうでした。
スーパーで買えるレベルの葉物類でこのクオリティ。
イスラエル産の柚子もありました。
山葵や柚子、茗荷なんかもフランス産で注目されていますね。
他の国のスーパーと圧倒的に違うのがこの乳製品コーナーだと思います。
バターの種類も凄いです。
こつらはチーズコーナー。
肉コーナーへ。
山積みにされた鴨胸肉。
シャルキュトリー。
まだ必要ありませんが、パン籠みたいな物はフランスで探して購入したいですね。
カトラリーも見てきました。
出張料理に使うナイフ、フォーク、スプーンなどがあまり気に入らないので、いつも探しています。
最近はどこのレストランもクチポールばかりですが、何か高過ぎず安過ぎずシンプルなデザインの物はないですかね、、。
レジ横には無料のコーヒーコーナー。
カートに山積みの品の会計をレジ係の方が読み込んでいるうちにゆっくりしました。
特別な拘りが無ければこちらだけで食材から消耗品、調理器具まで、レストランに必要な物は全て揃います。
どんな地方にもこうした大型業務用スーパーがある訳ですから、フランスの食文化の素晴らしさを感じます。
今年も色々見れて良かったです。
(日本のMETROは一般も入れますが、フランスはプロしか入れません。)
1959年ワイン会に参加。
ブルゴーニュの立派な邸宅で開かれた「59年ワイン会」のケータリングに同行させて頂きました。
こちらのワインが全て1959年。
勿論、駄目な物もありますが、ビックリするくらい素晴らしい物も。
あまりキッチンやその様子を載せられないので、ワインの写真だけ。
最初のクリュッグも'59。
泡もしっかり残っていました。
ラフォンのクロ・ド・ラ・バールですが、こちらは'69。
グラン・エシェゾー'59(DRC)
ラフォンのヴォルネイ'69。
こちらは完全に逝っていました。
ボンヌマール'59(ヴォギュエ)
意外だったのが、スペインのウニコ'59までありました。
こちらは以前に1922年を飲んだ事がありましたが、まだ全然寝かせられました。
完全に長期熟成に耐えられるのが素晴らしい。
シャトー・マルゴー'59
シャトー・ラトゥール'59
シャトー・オー・ブリオン'59
こちらはセカンド。
こちらまでの5代シャトーのワインが若過ぎて、むしろ怪しいくらい。
仮に蔵出しでも'59であんなに若々しいかな、、。
中身が違っても、美味しかったんですけどね。
ペトリュス'59
ドイツのエゴン・ミュラー'59まで。
実はこちらが1番美味しかったです。
シャトー・ラフィット・ロートシルト'59
こちらはマグナムで。
貴重なワインが沢山試飲出来ました。
他の方々の出張料理を間近で見ないので、その点も勉強になりましたね。
本当に良い経験が出来ましたし感謝です。
凄いワイン、ある所にはあるんですね、、。
(写真は一部です。)