先週末の八方。
先週末の白馬です。
場所は八方のリフトの1番上だそうです。
先週末は天気にも恵まれて、素晴らしい景色です。
滑りに行ったキッチンスタッフが撮った写真を見せてもらいましたが、北アルプスを眺めながらのスキー、ボードは最高に楽しいんでしょうね、、。
先日、ちょっとした事で肩甲骨にヒビが入ったので、これ以上悪化させない為にも仕事以外は安静です、、。(今シーズンの滑りは1度も行けずに終了。。)
幸い、重い物を持つ以外は仕事に支障無し。
夏から軽井沢にフランスに白馬にと少し働き過ぎだったので、少し休めという事ですね。
しかし、この景色を体験したかったですね、、。
この景色を切り取って、料理で表現したかったです。
それも来シーズンの楽しみですね。
来シーズンは繁忙期過ぎにこの景色で滑れるように、スタッフの体制や体調管理、もう少し体を鍛えて白馬に来たいと思います!
富山のガラス美術館を見学。
「鮨人」さんで食事の後は、以前から行きたかった「富山市ガラス美術館」に行ってきました。
昔から美術館巡りが好きなんです。
東京やパリに居た頃は、休みにはよく美術館に行っていた気がします。
北陸新幹線開通を契機に建て替えられたと思いますが、モダンでお洒落な館内ですね。
図書館も併設されていて、気持ち良く読書や調べ物に没頭出来るような気がします。
ガラス展示は著名な製作者の作品の他に、この日は富山ガラス造形研究所の生徒さんの卒業作品も展示されていました。
中に一つだけ思わず唸ってしまう作品があったので、製作者の方とお話させて頂きました。
JICAを通してホンジュラスに行かれていたそうで、話してみてやはりこの方だけ他の製作者とは異なった視点をお持ちだと思わず納得。
(自分のレストラン視点で作品がピッタリ来たという事もありますが、、。)
ホテルの夜営業までに帰らないといけなかったので駆け足ではありましたが、充実した富山滞在でした。
(館内は一部の作品の撮影は許可されていましたが、SNS掲載不可だったので作品は載せません。)
今年も鮨人で食事。
白馬に居るとどうしても賄いはスタッフ(オーストラリア人などの欧米系)の好みで肉食になりがちです。
どうしても魚不足になりがちという事で、昨年も伺った富山「鮨人」さんに行ってきました。
長野から遠いイメージでしたが、白馬からなら車を飛ばして2時間強で着きます。
先ずは天然水と梅干しのシンプルな茶碗蒸しからスタートです。
やはりこの時期の富山なら蟹にノドグロ。
蟹は終わりの季節でしたが、ギリギリ間に合いました。
こちらは富山の郷土食のかぶす汁です。
近海の海の幸から伝統の「かぶす汁」、巻きにデザートまで、とても美味しく頂きました。
食事中は木村さんのど正面で、周りの方々に申し訳無いくらい話し込んでしまいました、、。
2回転目の準備があったので、店内奥の常連席に移動。
久しぶりに白馬を離れて楽しくて、ついつい長居をしてしまいました。
帰りに木村さん推薦の「石谷もちや」特製みたらし団子とイチゴ大福を購入。
早速、その夜の営業後にスタッフと頂きましたがこれは美味い。
「鮨人」、「石谷もちや」は毎年の白馬からの鉄板コースになりそうです。
来シーズンも必ず伺いたいと思います!
Restaurant さんざで食事。
久しぶりに地元の納屋レストラン「さんざ」さんに行ってきました。
ブルゴーニュの1ツ星オーナーと東京麻布のレストランオーナーの友人ですから、やはり地産地消のレストランを選びました。
以前は頻繁に伺っていましたが、職人館横の店舗から現在の場所に移られてからは初めての訪問でした。
夜は1組限定。
基本的には地元の食材を使った地産地消の料理が魅力です。
この暖炉に突っ込んだ大きな牡蠣も登場しました。この時期の信州は冬季休業もするレストランがある位に食材が乏しいですからね、、。
焼き上がった牡蠣は厨房に運ばれて素敵なお皿に。
うっかり牡蠣が食べれない事(過去に何回も牡蠣に当たったので、日本では食べ無い事にしています、、。)を伝えていなかったのですが、この牡蠣は素晴らしく美味しかったです。
自分の牡蠣食も解禁しようか。。
熊はフリットされたセリと一緒に。
この時期のセリは根の先から白く綺麗で、丸ごと揚げて食べられます。
上原シェフがスイスの日本大使館時代に取得されたお寿司の技術で、地元のブランド米「五郎兵衛米」を食べて頂くためにコースの途中で出される定番のお寿司です。
季節によって食材が変わりますが、今回は地物の鮒などですね。
こちらも定番だと思いますが、鯉のクネルとザリガニのアメリケーヌ。
ザリガニは鯉の養殖場で一緒に採れるそうです。
メインは鹿料理でした。
ワインは持ち込み可能という事で、ウチの蔵を物色して持ち込んだワインから好きに選んでもらいました。
結果的には白、赤と日本とブルゴーニュの飲み比べになりました。
自分も信州食材やワインに拘った料理を作るように心掛けていますが、こちらのご主人の方が先を行っていますね。
毎回、学ぶ事が多いです。
ご夫婦お二人で小さく商売をされているので、本当に目立たないんですけど、、。(自分なんかは料理人か?というくらいにSNSをフル活用していますが、、。)
奥様も素晴らしいホスピタリティなので、飲んですぐに眠れるオーベルジュなら尚嬉しいんですけどね、、。
(今回は近くの春日温泉が満室で部屋を取れませんでした、、。)
冬のシーズンの間は体調管理で断酒、夜更かし無しで働いてきましたが、スタッフ皆のおかげで久しぶりの1日オフが取れたので、美味しい食事とワインを楽しめました。
リフレッシュも出来たので、残りのシーズンも頑張れそうです。
友人オーナーとワイナリー巡り。
ブルゴーニュの1ツ星レストランオーナーと東京麻布のレストランオーナーの友人が長野に遊びに来てくれたので、Nさんに会いに皆でマンズワインに行ってきました。
マンズワインでは優秀な社員さんを海外に勉強に行かせていますが、帰国したその方々を中心にトップキュヴェ「SOLARIS(ソラリス)」シリーズが造られます。
ボルドー系やドイツ系の品種、ワインはその流れですし、こうした事は家族経営のワイナリーでは不可能ですから企業の力を感じますし流石ですね、、。
Nさんはブルゴーニュやボルドーで3年間ワイン造りの勉強されて、昨年の秋に帰国された正にマンズワインの次世代エースです。
共通の知り合いも多いですし、ブルゴーニュ時代にお会いしていたので、今回はNさん自らマンズワインの施設を特別に案内して頂きました。
その後は小布施ワイナリー、2日目は北信、東信のワイナリーを中心に見学してきました。
ヴィラデスト(現在は冬季閉館中)からの景色が素晴らしく良かったです。
二人とも信州のワイナリー巡りは初めてという事で、喜んでくれて良かったです。
自分も久しぶりに白馬から離れての1日オフで、とてもリフレッシュ出来ました。
日本のピノ・ノワールについて思う事。
先日、NAGANOワインフェスやピノ・ノワールサミットがあり、FB上にも友人、知人からたくさんの投稿があったので日本のピノ・ノワールについて個人的に思うことを少し書いてみました。
FB上ではそれなりの反響はあったかと思います。
ピノ・ノワールが注目される美映さんのワインですが、少し前に飲んだプリヴェ'10(メルロー、ピノ・ノワール)は素晴らしい味わいでした。
ブラインドで飲んだ一同が少し古い優良ブルゴーニュと間違える位です。
最近のワインは頂いていませんが、個人的には単一より混ぜた方が優れている気がします。
貴彦さんのピノ・ノワールも開けるタイミングが難しいですが、パストゥーグラン(ピノ・ノワール、ツヴァイ)の方が意外と安心して開けられます。
(一応、追記しますが、上記のお2人のピノ・ノワールは素晴らしいです。)
単一が基本みたいなピノ・ノワールですが、現状で足らない部分の多い日本のピノ・ノワールならその不足分を補う品種を混ぜたワインがあってもイイのかな、とは思います。
特に原産地呼称制度みたいなものにとらわれる必要がない訳ですから、カベルネ、ピノでもフラン、ピノでもベリーA、ピノでもありかと。
フランスだけで見てもVin de paysになりますが、面白い配合をしながら素晴らしいワインを作り出す生産者はいます。
日本ならではのピノ・ノワールがあるなら、その葡萄を配合した型にはまらない日本ならではのワインの方が長野県が掲げる「世界が恋するNAGANO WINE」に現状では近い気がします。
実験が出来るワイナリーの体力は必要なのかもしれませんが、、。
色々、書きましたが、単一のピノ・ノワールで素晴らしい信州ワインが出来たらそれはそれでロマンがありますし、やはり生産者からしたら「信州のロマネ・コンティ」は永遠の目標なのかもしれないですけどね。
今度、地元の生産者とも色々話してみようかと思います。
白馬の火祭り。
今月10日に行われた白馬八方一のイベント「火祭り(ファイアーフェスティバル)」も無事に終了しました。
料理を出し終えて、キッチンスタッフで記念撮影。
お疲れ様でした、、。
実際のイベント中はキッチンで働いているので、イマイチどのようなイベントだったかは分かりません、、。
松明を持ったスキーヤーがゲレンデを降りてきたり、花火が上がったりみたいです。
勿論、写真は御座いません、、。
料理を出し終えて外を見に行きましたが、外国人ばかりで日本ではないみたいですよね。
系列店のBARみたいに大騒ぎです。
食事のラストオーダー後もBARは大忙し。
(普段はプラスチックのコップなどは使用しませんが、この日は酔ったお客さんに割られるのと数の問題で特別仕様です。)
外国人だけなのでアルコール飲む量もまるで違います。
この日はとことん飲んで貰って、売り上げを上げていきます。
外に出していたテントも上々の出来だったみたいです。
残念だったのは、早い時間にホットワインが無くなった事でしょうか。
昨年くらいは仕込んだつもりでしたが、自分の目算が大きく外れてしまいました、、。
クリスマス、ニューイヤー、火祭りが終われば、ウチのホテルレストランのイベントは終了です。
雪次第ではありますが、後は1週間くらい仕事をこなせば宿泊数も落ち着いてくると思います。
さすがにシェフが怪我をする訳にもいかないので我慢していましたが、白馬の魅力を自分自身も知らないといけないので再来週辺りから自分も滑りに行こうかと思います。
白馬滞在ももう一息です!